更新日: 2023.04.26 年収

工場勤務の年収中央値はどれくらい?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

工場勤務の年収中央値はどれくらい?
工場勤務を就職先の候補として考えている人のなかには、収入面の待遇が気になる人も多いでしょう。工場勤務の収入の実態を知るのに有効なデータが、収入の中央値です。
 
ここでは、工場勤務者の年収や月給の中央値を紹介するとともに、日本全体の中央値との比較を行います。工場勤務の収入実態を知るのに、ぜひ役立ててください。

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日本の年収の中央値

国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」の結果によると、日本の給与所得者の年収別割合は、図表1のとおりです。
 
【図表1】


 
このデータから年収中央値を計算すると、およそ371万円となります。また、厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、民間企業の年齢ごとの所定内給与額の中央値は、図表2のとおりです。
 
【図表2】

   

19歳以下 17万6000円
20代前半 20万9000円
20代後半 23万6000円
30代前半 26万円
30代後半 28万1000円
40代前半 30万1000円
40代後半 31万4000円
50代前半 32万4000円
50代後半 32万2000円
60代前半 24万2000円
60代後半 21万4000円
70歳以上 20万円

 

日本の年収の平均値は?

「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、日本全体の平均給与は433万円です。中央値の371万円と比べると、60万円以上の開きがあります。
 
これは、日本全体の年収分布には大きな偏りがあるためです。年収400万円以下が半分以上、600万円以下までに8割以上が含まれます。平均値では年収が飛び抜けて高い一握り人たちが値を押し上げるため、中央値とはかけ離れた数字となるのです。
 

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日本の工場勤務者の年収の中央値

国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、工場などに勤務する製造業従事者の年収別割合は、図表3のとおりです。
 
【図表3】


 
年収中央値を計算すると、およそ442万円となります。これは、日本全体の中央値と比較すると70万円以上高い数字です。また、厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、製造業の年齢ごとの所定内給与額の中央値は、図表4のとおりです。
 
【図表4】

   

19歳以下 17万6000円
20代前半 19万5000円
20代後半 22万7000円
30代前半 25万2000円
30代後半 27万7000円
40代前半 29万9000円
40代後半 32万円
50代前半 34万2000円
50代後半 34万4000円
60代前半 22万6000円
60代後半 20万円
70歳以上 20万2000円

 
40代後半から50代後半にかけて、日本全体よりも高い中央値となっていますが、ほかの年代では、日本全体の中央値を下回る傾向にあります。
 

日本の工場勤務者の年収の平均値は?

「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、製造業従事者の平均年収は約501万円です。中央値約442万円と比べると、60万円ほど高くなっています。平均年収は高めですが、200万円台〜500万円の給与をもらう人が6割近くを占めるのが現状です。
 

中央値から日本の工場勤務者の年収の実態が見える

工場勤務者など、製造業に従事する人の年収の中央値は、日本全体の中央値より高い水準にあります。日本全体の傾向と比較して、高めの年収を稼ぐ人が多い業種だといえるでしょう。
 
また、製造業の平均年収と比較すると、中央値は年収が低いことが分かります。つまり、平均年収だけを見ていても、製造業の待遇の実態は分からないということです。収入について調べるときは、平均値だけでなく、極端な分布の偏りに影響されにくい中央値も確認するとよいでしょう。
 

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出典
国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」
調査結果の概要
第9表 業種別及び給与階級別の給与所得者数・給与額

厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
第3表 年齢階級、所定内給与額階級別労働者数及び所定内給与額の分布特性値 産業計
第3表 年齢階級、所定内給与額階級別労働者数及び所定内給与額の分布特性値 E製造業
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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