更新日: 2022.05.12 年収

【財務省の花形】財務省主計局司計課の仕事って? 司計課長の役割や年収を解説

執筆者 : 古田靖昭

【財務省の花形】財務省主計局司計課の仕事って? 司計課長の役割や年収を解説
財務省主計局の中には、司計課があります。司計課は、司計課長を始めとして、ほとんどがノンキャリア官僚で構成されている組織です。
 
本記事では、財務省主計局司計課長の仕事や、役割、年収を紹介していきます。
 
古田靖昭

執筆者:古田靖昭()

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財務省司計課長の仕事

財務省主計局では、予算編成の他に決算の取りまとめや作成、国の帳簿管理、予算の執行状況の監査や調査を行う司計課があります。司計課長のポストは、国家公務員一般試験に合格したいわゆるノンキャリア官僚の指定席になっています。主計局経験が豊富で実力を持った方が就任します。
 
司計課長になる方の実力は、主計局が振り分けた予算をすべて把握しており、国会議員やマスコミの記者がする質問に簡単に答えられるほどといわれています。
 
財務省の本省で働いている約2000人のうち、キャリア官僚が1~2割で、残りがノンキャリア官僚です。キャリア官僚は実務担当というよりは、政治家や他府省庁との折衝や、国会対応などが業務としては多く、一方でノンキャリア官僚は実務を行うなど役割が異なります。
 
司計課長に就任した方は、その後各地方の出先機関である財務局の局長に栄転します。
 

財務省司計課長の年収

財務省司計課長の月額給与は、「一般職の職員の給与に関する法律」の行政職俸給表(一)によると、9級~10級となるため、45万8400円~55万9500円の間になります。
 
年収を計算するために、行政職俸給表(一)の10級21号俸を俸給月額とし、また地域手当と期末手当に絞って算出していきます。

月額 年額
行政職俸給表(一)
10級21号俸として計算
55万9500円 671万4000円
地域手当 ※1 11万1900円 134万2800円
期末手当 ※2 240万5850円
(半年に1回分で計算)
481万1700円
(年に2回分で計算)

※1 地域手当はその地域の物価に応じた手当のことで、東京の場合俸給月額の20%分が支給されます。
※2 期末手当はいわゆるボーナスのことで、一般職の場合俸給月額の4.3ヶ月分が支給されます。
 
年収を計算すると、約1286万8500円になります。
 

財務省司計課長になる方法

財務省主計局は、財務省の花形といわれます。キャリア官僚であれば、主計局長になって財務事務次官になる出世コースがあります。ノンキャリア官僚にとっても同様で、長年主計局に勤務し、実力があれば司計課長に就任できます。その後は外局ではあるものの、局長に栄転が可能です。
 
財務省主計局司計課長になるには、まずは国家公務員一般職試験に合格し、財務省に入省します。国家公務員一般職試験合格者で大卒者の場合の初任給は、月額22万5840円で、高卒者の場合、18万7920円です。
 
そして地方勤務ではなく、本省勤務をし続ける必要があります。本省において、実力をつけて主計局勤務が長くなれば、司計課長になる可能性が出てくるでしょう。
 

出典

e-Gov法令検索 一般職の職員の給与に関する法律
内閣官房 国家公務員の給与(令和4年版)
人事院 国家公務員の諸手当の概要
内閣官房 一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律(令和4年法律第17号)の概要
読売新聞 [インサイド財務省]第17部 改革<3>ノンキャリア 残る不満…森友問題で溝/組織変わらず
 
執筆者:古田靖昭
二級ファイナンシャルプランニング技能士

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