更新日: 2023.04.27 年収

【年収割合】日本では年収何百万円台が多い?600万以下は「普通」?

【年収割合】日本では年収何百万円台が多い?600万以下は「普通」?
日本では、多くの人々が日常生活を送るために仕事をしており、給料に関しても、人によってさまざまです。同じような仕事をしていても、経験・実力・所属企業によって給料も違うため、どれくらいの給料がもらえているかは、人によって違います。
 
しかし、自分がもらっている給料が、平均などから考えて、多いのか少ないのかについては、気になっている方は多いでしょう。本記事では、日本では年収何百万円台の人が多いのかについて解説しますので、参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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日本では年収何百万円台の人が多いのかについて

日本では年収何百円台の人が多いのかについては、図表1に、それぞれの人数と割合についてまとめました。
 
図表1

年収区分 人数(千人) 割合(%)
100万円以下 4251 8.1
100万円超200万円以下 7011 13.3
200万円超300万円以下 7818 14.8
300万円超400万円以下 9145 17.4
400万円超500万円以下 7882 15.0
500万円超600万円以下 5527 10.5
600万円超700万円以下 3526 6.7
700万円超800万円以下 2432 4.6
800万円超900万円以下 1518 2.9
900万円超1000万円以下 1004 1.9
1000万円超1500万円以下 1850 3.5
1500万円超2000万円以下 432 0.8
2000万円超2500万円以下 136 0.3
2500万円超 166 0.3
合計 52699 100.0

国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査」を基に作成
 
図表1を見てみると、日本では、600万円以下の年収で働いている割合が約80%と、ほとんどの人が該当しています。300万円超400万円以下が最も多い層になりました。700万円超で働いている人は全体の上位15%に入り、かなりの高収入といえるでしょう。
 
また、多くの人々から一つの基準として考えられている年収1000万円超は、全体からみると、4.9%と非常に少ない割合になりました。
 

年代によっても平均年収は違う

年代によっても平均年収は違ってくるため、全体の平均よりも少ないように感じても、同年代からみれば、実際には高い年収をもらっているケースも少なくありません。
 
年代によってもらえる年収に差が生じるため、基本的には、若い世代は年収が低くて、世代が上がっていくにつれて年収も高くなります。年代別の平均年収については、図表2を参考にしてみてください。
 
図表2

年代 全体の平均 男性の平均 女性の平均
19歳以下 133万円 152万円 113万円
20代 320万円 345万円 288万円
30代 431万円 502万円 321万円
40代 492万円 607万円 326万円
50代 524万円 675万円 322万円
60代 380万円 480万円 239万円
70歳以上 300万円 369万円 210万円

国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査」を基に作成
 
このように、50代までは平均年収が高くなって、60代以降は下降していくことが、調査結果として出ています。60代以降の平均年収が少なくなる理由は、定年退職後に、再雇用やアルバイト・パートなどで働いている層が多くなるためです。
 
働いている人の多くが正社員として働いているのは、50代までといえるでしょう。19歳以下もアルバイトなどの割合が多いため、平均年収が少ない結果になったと考えられます。
 

まとめ

日本では、年収300万円超400万円以下の層が最も多いという結果になりました。
 
全体的な年収分布をみてみると、600万円以下で働いている割合は約80%ですが、それに対して、年収1000万円超で働いている人は、全体からみても非常に少ないことが分かりました。自分は、一体どこの年収分布で働いているのか、知っておくことは大切だといえるでしょう。
 

出典

国税庁 令和3年分民間給与実態統計調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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