更新日: 2024.08.25 葬儀
先日葬儀を行いましたが、香典袋が「空っぽ」の人がいました。相手に連絡して払ってもらうべきでしょうか?
そこで今回は、葬儀後に香典袋にお金が入っていなかったときの対応方法や香典返しについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
香典袋にお金が入っていなかったときの対応方法
香典袋にお金が入っていなかったときの対応は、開けたタイミングによって異なります。
・葬儀当日に分かった場合
葬儀当日に香典袋にお金が入っていないことが分かった場合は、葬儀会社の方や受付の方など、第三者から伝えてもらいましょう。第三者から伝えることで、トラブルなどを未然に防止できます。
・葬儀後に分かった場合(相手から連絡あり)
葬儀後に相手から、「香典を入れていなかった」と連絡があった場合は、お礼を伝えて受け取りましょう。
・葬儀後に分かった場合(相手から連絡なし)
葬儀後に香典袋にお金が入っておらず、相手から連絡がない場合、直接こちらから連絡をするのは避けましょう。なぜ入っていないのか気になるかもしれませんが、伝えるとトラブルになるおそれもあるため、相手から連絡があるまではこちらから伝えることは控えた方がよいでしょう。
葬儀当日・後日ともに、自分から直接相手に伝えるのはトラブルにつながる可能性もあり、避けたほうがよいでしょう。このことから、基本的に香典が入っていないときの対応は、第三者に依頼して伝えてもらう方法がおすすめです。
お金が入っていなかった方への香典返しはどうする?
香典袋にお金が包まれていない場合でも、香典返しはした方がよいでしょう。というのも、香典を渡した本人はお金が入っていないことに気づいていない可能性があり、香典返しがなければ「マナーがない」と思われる可能性があります。相手に不快な思いをさせないためにも、香典返しは行う方がおすすめです。
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会の「香典に関するアンケート調査」によると、香典に包む金額は故人との関係性にもよりますが、5000~1万円が多い傾向にあります。
表1
故人との関係性 | 最多回答額 |
---|---|
祖父母 | 5000円 |
親(実親、義理の親) | 10万円 |
兄弟/姉妹 | 5万円 | おじ/おば | 1万円 |
上記以外の親戚 | 1万円 |
職場関係 | 5000円 | 勤務先社員の家族 | 5000円 |
取引先の関係 | 1万円 |
友人またはその家族 | 5000円 |
隣人・近所 | 5000円 |
その他 | 5000円 |
出典:一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「香典に関するアンケート調査」を基に筆者作成
また、香典返しの金額は、いただいた金額の3~5割程度が平均だといわれています。お金が入っていない場合は、香典袋に記載された金額を受け取ったものと仮定して、香典返しを用意するのがよいでしょう。
香典返しの品物はのり・お茶やタオル、カタログギフトなどが人気のようです。
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香典袋にお金が包まれていない場合でも、自分から連絡はしない|どうしても伝えたい場合は第三者にお願いする
香典袋にお金が包まれていない場合、自分から連絡をしたり伝えたりするのではなく、第三者から伝えてもらう方法がおすすめです。自分から伝えると、トラブルが起きる可能性なども考えられるため、葬儀当日であれば葬儀会社の方・受付の方に依頼して伝えてもらいましょう。
葬儀後に香典袋にお金が包まれていないことが分かった場合、相手から連絡がなければお金をいただくのは非常に困難です。お金の入れ忘れに気づく可能性は低く、相手からの連絡がない場合もあります。
香典袋にお金が包まれておらず、相手からの連絡がない場合でも、香典返しはした方がよいでしょう。香典をいただいた方に対して、香典返しをしないことは失礼な行為だと受け取られるリスクがあるため、自分から連絡はせずにお返しをすることが望ましいです。
出典
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 香典に関するアンケート調査 4.香典としていくら包んだか(最多回答額と平均額)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー