更新日: 2022.06.13 保険

生命保険の「告知義務」、ごまかしてはいけないのはなぜ?

生命保険の「告知義務」、ごまかしてはいけないのはなぜ?
生命保険に加入する際、告知義務があるのをご存じでしょうか。告知をせずごまかしていると、いざというときに保険金や給付金が支払われないなどのトラブルが予想されるため、自身の病歴などを正確に保険会社に伝えなくてはなりません。
 
本記事では、生命保険に加入時に告知義務がある理由と、伝えなかった場合の告知義務違反について解説します。参考にして、しっかりと告知をするようにしましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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生命保険の告知義務について

生命保険に加入するときは、自分の病歴などを保険会社に伝えなくてはならない「告知義務」があります。
 
今患っている病気だけでなく、過去に患った病気や現在の仕事内容などを、保険会社に伝える必要があるものです。告知内容やなぜ告知をする必要があるかについて本項目で解説します。
 

告知義務とは

告知が必要な内容は、主に以下のとおりです。


・現在の職業(業種・職種や仕事内容)

・現在までに悪性新生物(がんや白血病など)と診断された

・過去5年以内に7日以上の入院や手術をした

・過去5年以内に高血圧・糖尿病・ぜんそく・肝炎など指定の病気にかかり医師の診察・検査・投薬を受けた

・3ヶ月以内に医師の診察・検査・治療・投薬を受けた

・過去2年以内に健康診断や人間ドックを受診して、異常を指摘されたことがある

・現在妊娠中である

・身体に障害がある

加入する生命保険によって質問内容は違うため、自身が加入している・加入を検討している保険商品の告知内容を確認しましょう。
 

なぜ告知義務があるのか

病歴などについて告知義務があるのは、公平性を保つためです。生命保険とは、加入者同士が経済的負担をカバーする相互扶助の仕組みで成り立っています。
 
しかし、既往歴がある、けがのリスクが高い職業など、今後保険金や給付金を受け取る可能性が高い人が加入すると、契約の公平性が損なわれてしまいます。そのため、保険会社は申込時の健康状態の告知により健康状態などを確認することで、契約の公平性を保つようにしているのです。
 

生命保険の告知義務違反について

告知書を通じて告知しなくてはならない病歴があるのに、保険会社に伝えない場合は「告知義務違反」となりえます。告知義務違反をしてしまうと、ペナルティーが与えられる可能性があります。違反すると、加入者にとってどのような不利益があるのでしょうか。
 
また、告知義務違反でも保険金が受け取れるケースもあるため、以下で具体例を交えて紹介します。
 

告知義務を違反した場合はどうなるのか

自身に病歴があると、生命保険に加入できない可能性があるため、告知をためらう人もいます。しかし、告知をしないと告知義務違反となり、以下のペナルティーがある点に注意しましょう。


・保険会社から一方的に契約解除できる
・保険金や給付金が支払われない

告知義務違反が判明した場合、保険会社から契約解除できます。また、いざというときに保険金や給付金が受け取れない可能性があるでしょう。

 

告知違反をしていて保険金や給付金を受け取れない例

告知義務違反の例として「慢性C型肝炎を患っているのに告知をせず、その後慢性C型肝炎が悪化し入院した」というものがあります。告知の対象になっている病歴を伝えず、その病気が悪化して入院すると、入院給付金を受け取れない場合があります。
 

告知義務違反をしても保険金や給付金を受け取れる例

告知義務違反をしても保険金や給付金を受け取れるケースがあります。それは、告知対象とは因果関係のない病気やけがに見舞われた場合です。
 
例えば、「告知をしていない状況で、高血圧で投薬治療中に交通事故に遭い、けがをした」といった場合、けがの治療のための保険金もしくは給付金を受け取れる可能性があります。
 
ただし、故意や重大な過失によって告知義務違反をしていた場合、因果関係のないけがや病気を患ったとしても保険金や給付金が支払われないこともあります。
 

生命保険の告知義務を忘れた場合は速やかに連絡しよう

生命保険に加入する際、必要な告知をしないと保険金や給付金が支払われないなど、ペナルティーがあります。病歴があるのに告知し忘れた場合は、告知義務違反とならないよう、速やかに保険会社へ連絡しましょう。
 
また、口頭で伝える・告知書に記載しない・指定された医師以外に伝えた場合は、たとえ告知をしても無効になります。いざというときに保険金や給付金を受け取れないなどのトラブルを避けるためにも、自身が加入している、または加入を検討している保険商品の告知内容を確認しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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