更新日: 2023.06.23 生命保険
使わない手はない! 楽しく健康になれる生命保険会社のサービス
いざという時のお守りから活用する保険へ変わった、昨今の生命保険事情をお伝えします。
執筆者:松浦建二(まつうら けんじ)
CFP(R)認定者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
1990年青山学院大学卒。大手住宅メーカーから外資系生命保険会社に転職し、個人の生命保険を活用したリスク対策や資産形成、相続対策、法人の税対策、事業保障対策等のコンサルティング営業を経験。2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険設計、住宅購入総合サポート等の相談業務を行っている他、FPに関する講演や執筆等も行っている。青山学院大学非常勤講師。
http://www.ifp.cc/
顔の画像で血圧や肌年齢を判断ができるアプリがある
昔と比べて長生きする時代になりましたが、健康でなければ長生きは楽しくありません。健康でい続けるには、病気やケガの予防をすることはとても大切です。生命保険会社のなかには、健康維持をサポートするために、スマートフォンで手軽に取り組めるアプリやサービスを提供しているところがあります。
筆者は、このような健康維持をサポートするアプリの1つをインストールしてみました。スマートフォンのカメラに自分の顔を数十秒映すだけで、血圧やストレス状況、肌年齢等を確認できるというアプリです。
筆者の場合、血圧は健康診断と似た数値で違和感なく、ストレスは標準未満でリラックスした状態(原稿を書いている時はストレスがない?)、肌年齢は実年齢より9歳も若い結果となり、気分よく原稿を書いています。アプリ上での診断ですので、あくまで参考数値ですが、顔を映すだけで健康状態を確認できてしまうのはとても便利であり、時代の進歩を感じました。
このように、楽しく手軽に健康チェックができれば病気やけがの予防につながるかもしれませんので、自分が使いやすそうなアプリやサービスを見つけてみてはいかがでしょうか。
健康増進付帯サービスの積極的利用で死亡率・入院率が低下
病気予防のために、適度な運動を促すような健康増進サービスに力を入れている生命保険会社もあります。加入者がより健康になれば、保険会社にとっても給付金の支払いが減るので、お互いにメリットがあります。
例えば、独自の健康プログラムを保険商品に付帯し、健康増進に取り組むことでポイントを獲得でき、提携企業の特典と交換することができるというサービスもあります。
住友生命保険のニュースリリースによると、健康プログラムを付帯した生命保険に加入したことにより、健康に対する意識が高まり、実際に健康増進へ向けた行動をする人が増えたとのことです。
【図表1】
【図表2】
誰でも死亡したり入院したりするのは嫌でしょうから、死亡や入院をする確率を大きく下げるためにも、健康増進へ積極的に取り組みたいものです。
生命保険各社では、加入者の健康増進(病気・けが予防)を積極的に推進しています。なかには一定以上の健康状態だと保険料が割引になる保険もあります。加入した保険に健康増進のためのサービスが付いていたら、取り組む良いきっかけになりそうです。また、健康増進のために付帯サービス付きの保険を選んで加入するのも良いかもしれません。
健康を維持していくには努力が必要です。生命保険会社が提供しているサービスをうまく活用して、生命保険の世話にならずにいつまでも健康でいられるよう、早め早めに行動していきましょう。
執筆者:松浦建二
CFP(R)認定者