更新日: 2020.09.30 その他保険

ペットを飼うには医療費もかかる。ペット保険を知っていますか?

執筆者 : 浦上登

ペットを飼うには医療費もかかる。ペット保険を知っていますか?
最近、ペットを飼っている人が目立ちます。犬を散歩に連れて出掛けたり、家に呼ばれると猫がいたり、ペットが家族の一員になっている人もかなりいるようです。
 
それにつれてペットの老齢化も進み、動物病院に連れていくという話もよく聞きます。ペットにかかる主な費用は食費と医療費だそうです。
 
ペット保険も徐々に注目を浴びるようになってきました。この記事ではペット保険について解説をしてみたいと思います。

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浦上登

執筆者:浦上登(うらかみ のぼる)

サマーアロー・コンサルティング代表 CFP ファイナンシャルプランナー

東京の築地生まれ。魚市場や築地本願寺のある下町で育つ。

現在、サマーアロー・コンサルティングの代表。

ファイナンシャル・プランナーの上位資格であるCFP(日本FP協会認定)を最速で取得。証券外務員第一種(日本証券業協会認定)。

FPとしてのアドバイスの範囲は、住宅購入、子供の教育費などのライフプラン全般、定年後の働き方や年金・資産運用・相続などの老後対策等、幅広い分野をカバーし、これから人生の礎を築いていく若い人とともに、同年代の高齢者層から絶大な信頼を集めている。

2023年7月PHP研究所より「70歳の現役FPが教える60歳からの「働き方」と「お金」の正解」を出版し、好評販売中。

現在、出版を記念して、サマーアロー・コンサルティングHPで無料FP相談を受け付け中。

早稲田大学卒業後、大手重工業メーカーに勤務、海外向けプラント輸出ビジネスに携わる。今までに訪れた国は35か国を超え、海外の話題にも明るい。

サマーアロー・コンサルティングHPアドレス:https://briansummer.wixsite.com/summerarrow

ペット保険とは?

ペット保険とは、いわばペットの医療保険です。ペットが通院、入院、手術を受けたりするときに保険金が支払われる点では、人間向けの医療保険と同じです。
 
日本では犬猫が1800万頭いるといわれています。ペット保険は1924年にスウェーデンから始まりましたが、日本にペット保険が導入されたのは1995年です。ペット保険は順調に成長しており、日本のペット保険市場は収入保険料ベースで700億円、保険加入率で7.7%(2018年ベース)といわれています。
 
これに対し、生命保険の市場規模は2018年ベースで約39兆円、契約件数でいうと医療保険は生命保険の35%程度を占めますから大ざっぱに計算すると10兆円を超える市場であり、伸びてきたとはいえ、ペット保険は医療保険の1%にも満たない市場規模ということができます。
 

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ペット保険を提供する保険会社は?

市場規模が小さいだけでなく、保険金の支払限度額も大きくないため、基本的に大手の保険会社は参入していません。ペット保険を提供する保険会社は現在約15社ありますが、その多くが、「少額短期保険会社」といわれる保険会社です。
 
「少額短期保険会社」とは、一定の事業規模の範囲内において、保険金額が少額、保険期間1年(第二分野=損害保険については2年)以内の保険で、保障性商品の引き受けのみを行う保険会社です(終身保険・養老保険などの貯蓄性商品は扱うことができません)。
 
保険金額については、1被保険者について引き受ける保険金額の上限が設けられています。主な保険の限度額は以下のとおりです。また、全ての保険金額の合計額の上限は1000万円となっています。
- 死亡保険      300万円以下
- 医療保険(傷害疾病保険) 80万円以下
- 損害保険 1000万円以下
 
ペット保険には大きな保障は必要ないので、少額短期保険会社の参入が増えています。

ペットの医療費はどのくらいかかる?

犬の事故や病気の場合の治療費の目安は次のとおりです。
椎間板ヘルニア(手術をした場合) 35万円
誤飲事故    (手術なし)     2万円
    (手術をした場合)     15万円
アレルギー性皮膚炎(通院のみ) 3万円
骨折 (手術をした場合)    25万円
 
こんなにかかるのかと思われたと思います。人間の医療費は診療点数制度に基づいており、医療費の70%が公的保険である健康保険でカバーされています。それに対し、ペットの場合は自由診療かつ全額自己負担であるため、ペットの医療費はかなりの高額になってしまいます。

まとめ

ペット保険の特徴とペットの医療費について説明させていただきました。ペットを飼うためには、食費だけでなく、医療費もかかることが分かっていただけたと思います。ですから、ペットを飼おうと思っている方は、ペット保険への加入を考える必要があるということになります。
 
出典
一般社団法人 日本少額短期保険協会 「少額短期保険業とは」
MS&ADホールディングス 「保険業界の基礎知識」
 
執筆者:浦上登
サマーアロー・コンサルティング代表 CFP ファイナンシャルプランナー


 

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