更新日: 2021.02.05 生命保険

もしものときのための生命保険料、みんなはいくらかけているの?

もしものときのための生命保険料、みんなはいくらかけているの?
1月31日は「生命保険の日」でした。明治15年(1882年)の1月31日に、日本で最初に生命保険の保険金が支払われたことが新聞に報じられました。
 
生命保険の専門家の組織である一般社団法人MDRT日本会が、お客さまのために初心を忘れないようにと、1月31日を「生命保険の日」として制定したそうです(※1)。
 
株式会社エイチームのグループ会社で、お金や保険などのさまざまな情報やサービスを提供する株式会社エイチームフィナジー(大阪府大阪市)は、20代から60代以上の男女を対象に、「生命保険」についての意識調査を実施しました(※2)。それでは結果を見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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既婚者は結婚や住宅購入など、人生の節目に生命保険に加入。未婚者は家族の勧めや病気・ケガがきっかけに

生命保険加入者に、生命保険に加入したきっかけを聞いたところ、既婚者では「結婚」と回答した人が82.4%、次に「住宅購入」が73.7%、「妊娠、出産」が71.9%、「就職」が66.0%とライフイベントが主なきっかけであることがわかりました。
 
また、未婚者に比べて各ライフイベントを機に生命保険に加入したという割合が2倍以上で、既婚者の方が将来を見据えて生命保険に加入した人が多いように見えます。
 
未婚者では「家族、親や友人の勧め」が52.2%、次いで「(自分自身の)病気、ケガ」が44.4%と、ライフイベントがきっかけというよりは、家族に勧められたり、自分や家族、知人の病気やケガで、高額な手術代や入院費が保険で賄われたことを見たり聞いたりして加入したという人が多いのが特徴的です。
 
次に、生命保険未加入者に、生命保険に加入しない理由を聞いたところ、「加入したいが金銭的余裕がないから」と回答した人が34.2%と最も多い結果になりました。
 
以下は、「なんとなく、特に理由はない」(22.6%)、「生命保険についてよくわからないから」(13.2%)、「生命保険について考えたことがない」(12.6%)といったように、加入したくないわけではないものの、生命保険の必要性を意識したことがないという人が多いようです。
 

男性の方が、女性より月額生命保険料が高い

生命保険加入者に、月額生命保険料の総額を尋ねたところ、男女ともに「5000円以上1万円未満」が最も多い結果に。次いで男性は「1万円以上1万5000円未満」(19.0%)、女性は「5000円未満」が24.7%でした。
 
特に女性では、1万円未満が56.1%と半数以上いう結果になりました。一方、男性では1万円未満が33.2%であり、男女で22.9ポイントの差がありました。一家の大黒柱であることが多い男性の方が、女性よりも生命保険にお金をかけていることがわかりました。
 
専業主婦の場合、夫にもしものことがあったら大変だと、保険をかけて対策しているようです。また、男女ともに月額保険料は1万5000円未満が59.1%となりました。
 

生命保険の加入、乗り換えはネットで

生命保険加入者に、今後、生命保険の加入・乗り換えを検討する場合、どのような方法に興味があるか聞いたところ、最も多いのは「インターネットでの申し込み・通信販売」が35.1%でした。
 
次いで「生命保険会社営業職員に相談」が33.2%で、いわゆる生保レディを通じて保険の相談をしている人も多いことがわかりました。ただ、今はテレワーク中心で出社していない人が多いので、人との接触がないインターネットで手続きする人が増えそうです。
 
若いうちは病気に対する意識が低いことが多いのかもしれませんが、年齢を経ると、病気のリスクが身近に感じられてくるものです。万一、手術・入院となった場合、日数によっては数十万かかってしまいます。
 
家庭を持ち、働き手が自分一人という場合は、もしものことがあった場合のために、生命保険に加入したり、内容を見直してはいかがでしょう。
 
[出典]
※1:なるほど統計学園(総務省統計局)「1月31日 生命保険の日」
※2:株式会社エイチーム:「生命保険に関する意識調査」(株式会社 PR TIMES)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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