最終更新日:2019.01.11 公開日:2018.07.29
暮らし

あなたはどの街?駅の乗降人員から見る、絶対に住みたい人気の街とは。

住む場所を選べる人なら、どこに住むのも自由です。誰でも、人気のない街よりも人気のある街に住みたいものです。
 
しかし個々の街の特徴を知らなければ、選びようがありません。特徴を理解するにはそこに住むのが一番ですが、他との比較が難しいです。
 
そこで、広範囲の街の特徴を簡単に比較するために、人気のある街は駅の利用者が増えていると考え、JR東日本と東京メトロの各駅の乗降人員(乗車人員)から人気のある街を推測してみました。
 

さいたま新都心は16年で利用者が3.3倍!

下記の表は、JR東日本のホームページに記載の「各駅の乗車人員」から、2016年度の乗車人員が16年前の2000年度と比べた時に、増加率が高い駅をまとめたものです。
 

JR東日本の駅別乗車人員(増加率の高い駅)      単位:人


16年間で乗車人員が最も増えたのは、さいたま新都心駅です。ターミナル駅の大宮駅の隣で、さいたま新都心に位置しています。何もなかった新都心が出来上がっていくことで、乗車人員が3.3倍にもなりました。
 
2番目に増えたのは山手線の大崎駅です。駅周辺にあった明電舎やソニー等の工場が、次々と超高層のオフィスビルやマンションに変わったことで、2.8倍にもなりました。
 
4番目の武蔵小杉駅の激変ぶりは、ニュース等で頻繁に取り上げられています。東京機械製作所や不二サッシ等の工場が超高層マンションに建て替えられ、横須賀線の新駅ができたこともあって2.0倍になりました。
海浜幕張駅も新都心の1つであり、さいたま新都心と同じことがいえます。
 
上位10駅のうち、武蔵野線の駅が4駅(南流山・南船橋・新座・武蔵浦和)入っています。2000年以降、武蔵野線沿線での積極的な開発や乗換客の増加が主な要因と考えられます。
 

豊洲は4年間で利用者が4万人も増えている

JR東日本に続いて東京メトロの増加率も確認してみました。東京メトロは2017年度の乗降人員を4年前と比べています。
 
東京メトロの駅別乗降人員(増加率の高い駅) 単位:人


東京メトロの駅のうち、乗降人員の増加率が最も高いのは六本木一丁目駅で、4年間で1.5倍に急増しています。再開発によって超高層オフィスビルが増えているからだと考えられます。ただ、都心の超一等地なので、住むには購入するにしても借りるにしても相当ハードルが高いです。
 
東新宿・新宿三丁目・明治神宮前は新しく開通した副都心線の駅であり、駅周辺で再開発が盛んに行われたことや、乗り換え需要が増したのではないでしょうか。
 
豊洲駅は乗降人員が4年で4万人弱増えており、増加率は5番目ですが、増加数では大手町駅・池袋駅に次いで3番目に多いです。
 
多くの駅は都心の一等地であり、2020年に向けて再開発が盛んに行われています。日本全体では人口が減っていますが、東京メトロのある地域では人口が増えており、130駅のうち127駅で乗降人員が増えています。
 
駅の乗降人員(乗車人員)が増えているのは、その駅周辺にオフィスや住宅が増えて利用者が増加していたり、魅力的な商業施設ができて訪問者が増えたりしているからです。
 
街の魅力が上がれば人気が出て、賃料や分譲価格も上昇していきます。人気の街に住みたいなら、人気が出て価格が上昇する前に住むのが良いかも知れませが、価格が多少上昇したとしても、さらに上昇したり高止まりしたりすることも考えられます。
 
価格的に最適なタイミングを見極めるのは難しいので、見極める知識や情報を得て、自分なりに判断できるようにしておくのが良いのではないでしょうか。
 
Text:松浦 建二(まつうら けんじ)
CFP(R)認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士

松浦建二

執筆者:松浦建二(まつうら けんじ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
1990年青山学院大学卒。大手住宅メーカーから外資系生命保険会社に転職し、個人の生命保険を活用したリスク対策や資産形成、相続対策、法人の税対策、事業保障対策等のコンサルティング営業を経験。2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険設計、住宅購入総合サポート等の相談業務を行っている他、FPに関する講演や執筆等も行っている。青山学院大学非常勤講師。
http://www.ifp.cc/



▲PAGETOP