更新日: 2019.01.10 その他資産運用

キャリアアップのための自己投資と単なる浪費。この差はなんなのか?

執筆者 : 柴沼直美

キャリアアップのための自己投資と単なる浪費。この差はなんなのか?
より良い条件での就職、転職あるいはキャリアアップのためというきっかけでダブルスクールに通ったり、通信講座をはじめたりする人は多いですね。
 
問題はその先です。料金を払い込むときがモチベーション・マックスになっていませんか? 投資にするのか、一時しのぎの浪費で終わらせてしまうのか、マックス状態のモチベーションを維持するにはどうすればいいでしょうか。
 

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柴沼直美

Text:柴沼直美(しばぬま なおみ)

CFP(R)認定者

大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
http://www.caripri.com

スマホで「気軽に受講できる」講座が急増中

4〜5年前には考えられなかったほど通信講座数は増加しました。
 
また、スマホの普及とともに誰でもどこでも気軽に受講もでき、コンテンツさえあれば開講もできてしまう時代です。
 
対面講座と違って受講生一人当たりにかける時間もコストも抑えれば、一人当たりの受講料も下がります。加えて多数の通信講座の中で消費者に自社のコンテンツを受講してもらうためにアピールできる魅力的な広告を出すことになります。
 

より多くの受講者に選んでもらうために工夫された広告につられるが

しかし、その魅力的な広告、例えば「この講座を受講すれば英語力が飛躍的に上昇する」とか「この講座で英語がネイティブのように話せる」などのキャッチコピーとともに、輝かしい実績を残した人が紹介されます。実際にその成功者は「このおかげで人生がかわった」「実力がついた」「転職できた」わけですから、講座運営者との関係はリアルな相思相愛です。
 
また、価格帯も日々のぜいたくをちょっと我慢すれば十分手が届く水準なので、気軽に始められます。
 

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講座はツール、取り組むのは受講者本人

講座はあくまで、取り組む受講生をサポートするツールです。料金を支払ったとき、申し込み欄に個人情報をインプットしたときがモチベーションマックスになっていませんか? 「そのような気持ちに誘導する講座に問題あり」とクレームをつける受講生がいます。それも事実かもしれません。
 
しかし、同じ講座で、同じタイミングで始めても、成功する人とそうでない人の違いが出るのはどうしてでしょうか?
 
英語講座で考えてみると、学生など自分の自由な時間がたくさんある場合とワーキングマザーで自分の時間を捻出するのが難しい場合の違いでしょうか。キャリア相談をお受けして感じることは、物理的な時間よりも、モチベーションがどのくらいキープできるかが決め手になると思います。
 
精神力が強い、弱いのではなくて、「どんな自分になりたいか」という「自分の将来のキャリア像」を明確に描くことができているかどうか、という点が大きく左右すると思われます。気軽に受講できる講座が増えれば増えるほど、本当の自分の将来像を描くことを後回しにしてしまう恐れがあるかもしれません。
 
Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)
CFP(R)認定者