書類や資料を送りたい!できるだけ安く、手軽に済む方法とは
配信日: 2019.05.31 更新日: 2019.06.14
切手がなかったり、料金があやふやな時は郵便局の窓口まで行きますが、あまり手間をかけずに安く送る方法はないものでしょうか・・・。
執筆者:上野慎一(うえのしんいち)
AFP認定者,宅地建物取引士
不動産コンサルティングマスター,再開発プランナー
横浜市出身。1981年早稲田大学政治経済学部卒業後、大手不動産会社に勤務。2015年早期退職。自身の経験をベースにしながら、資産運用・リタイアメント・セカンドライフなどのテーマに取り組んでいます。「人生は片道きっぷの旅のようなもの」をモットーに、折々に出掛けるお城巡りや居酒屋巡りの旅が楽しみです。
「レターパック」のおさらい
そんな時、「レターパック」(封筒型郵便サービス)を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。その概要をおさらいしておきましょう。
<送れる大きさ>
サイズ :34cm×24.8cm(A4ファイルサイズ)
厚さ :3cm以内(レターパックプラスは制限なし)
重量 :4kg以内
※参考までに、A4版(29.7cm×21cm)の普通コピー用紙(紙質にもよりますが)100枚で厚さ0.9cm・重さ420gくらいです。
<料金>
510円(レターパックプラス)または360円(レターパックライト)
※いずれも日本全国一律料金
※「プラス」は対面配達して印または署名を受領、「ライト」は郵便受けへの配達
<その他>
・郵便窓口への差出しのほか、ポスト投函もできます
・配達状況の追跡確認ができます
・詐欺犯罪への注意の呼びかけでもよく見聞きしますが、レターパックで
現金は送れません
ほかの配送方法での料金は?
それでは、ほかの配送方法では、どのくらいの料金がかかるのでしょうか。レターパックと同じくらいの大きさのものを送ることができる配送方法を、いくつか見てみましょう。
(1)定形外郵便物
<送れる大きさ>
(規格内)サイズ :34cm以内×25cm以内
厚さ :3cm以内
重量 :1kg以内
(規格外)サイズ・厚さ:長辺(60cm以内)+短辺+厚さ=90cm以内
重量 :4kg以内
<料金例>
(規格内) 250g以内 250円
500g以内 380円
1kg以内 570円
(規格外) 2kg以内 1020円
4kg以内 1330円
※特定記録(引受けを記録)を追加すると各160円増し
※簡易書留(引受けと配達を記録)を追加すると各310円増し
(2)ゆうパケット
<送れる大きさ>
サイズ・厚さ:長辺(34cm以内)+短辺+厚さ(3cm以内)=60cm以内
重量 :1kg以内
<料金>
厚さ1cm以内 250円
厚さ2cm以内 300円
厚さ3cm以内 350円
<その他>
・「専用あて名シール」(郵便局で入手する)に必要事項を記入して、封筒などに切手とともに貼ります
・郵便窓口への差出しのほか、ポスト投函もできます
・配達状況の追跡確認ができます
<参考>
ゆうパケットに近いもので、「ゆうメール」があります。[サイズ:34cm以内×25cm以内、厚さ:3cm以内、重量:1kg以内]、4段階の従量制で料金180円~350円です。
ただし、送れるものは書籍やカタログなどの印刷物や、CD、DVDなどに限られます。また、内容物が確認できる措置が必要です。
配達状況の追跡確認機能まで考慮すると、多くの場合でレターパックやゆうパケットがおトクという結果でしょうか。なお、レターパックは郵便局窓口などで販売しているほか、金券ショップで少しだけ安く買える場合もあります。
さらにおトクな「クリックポスト」もあります
そして、必要条件を満たすとさらにおトクなのが「クリックポスト」。概要は次のとおりです。
<送れる大きさ>
サイズ :34cm以内×25cm以内
厚さ :3cm以内
重量 :1kg以内
<料金>
185円(日本全国一律料金)
<その他>
・Yahoo! JAPAN IDまたはAmazonアカウントの取得と、Yahoo!ウォレット(クレジットカード払)またはAmazon Pay(クレジットカード払)の利用登録が必要です
・宛先ほかの荷物情報を画面入力して、プリンター印字したものを、宛名ラベルとして封筒などに貼ります
・郵便窓口への差出しのほか、ポスト投函もできます
・配達状況の追跡確認ができます
まとめ
報道によると、今年10月からの消費税増税に合わせて、郵便料金の値上げが予定されています。郵便物を出す回数が多かったり、料金がかさむものを送る場合には、影響も少なくありません。
ネット検索すると、郵便以外も含めた、各手段での送料を比較できる便利なサイトも開設されています。送る書類や資料などのサイズ・重量などに合わせて、手間があまりかからずにおトクな送付手段を選ぶようにしたいものです。
執筆者:上野慎一(うえのしんいち)
AFP認定者,宅地建物取引士