公開日:2019.08.19 暮らし

【幸福度=お金ではない】年収3000万を超えると幸福度が下がるって本当なのか

「幸せになりたい」というのは、誰もが望むことですよね。人が「幸せ」になるためには、健康な体や、やりがいのある仕事、良好な人間関係などさまざまな要素が関係してきますが、「お金」も大きな要因の一つです。
 
今回は、年収や貯蓄額などのお金と、人の幸福度の関係について、チェックしていきましょう。
 
下中英恵

執筆者:

執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

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下中英恵

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執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

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幸福度はどう測る?

人々の生活の豊かさを測る指標として、GDPなど数値で明確に示すことができる経済的指標がありますが、最近では、世界的に、人々の幸福度や生活の質を数値化していこうという動きがあるのをご存じでしょうか?
 
日本においても、内閣府によって、「満足度・生活の質に関する調査」(※1)という幸福度を測る調査が行われています。
 
この「満足度・生活の質に関する調査」では、「現在の生活にどの程度満足しているか」という質問について、0点から10点の間で満足度合いを点数化し、「全く満足していない」を0点、「非常に満足している」を10点として調査したものです。
 
今回の調査では、日本人の総合主観満足度の全国平均は「5.89点」となりました。
 
ちなみに、国際連合が行った、人々の幸福度を測る調査(※2)では、1位はフィンランドで「7.769点」、2位はデンマークで「7.600点」、3位はノルウェーで「7.554点」、19位は米国で「6.892点」、54位は韓国で「5.895点」、93位は中国「5.191点」となっています。なお、こちらの調査では、日本は「5.886点」で58位となっています。
 

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年収・貯蓄と幸福度の関係

それでは、具体的に、内閣府が行った調査内容から、日本人の年収と貯蓄の金額と、人々の幸福度の関係を見ていきましょう。
 
まずは、年収についてです。世帯年収が「100万円未満」から「2000万円~3000万円」までは、年収が上がるにつれて、総合主観満足度(幸福度)が高まっていくという結果になっています。
 
しかし、年収が3000万円以上になっても、幸福度は上がらず頭打ちとなり、それ以上年収が上がっても、幸福度はゆるやかに逓減するという調査結果になりました。
 
一方、世帯金融資産残高別に総合主観満足度(幸福度)を見てみると、資産残高が「100万円未満」から「1億円~3億円」までは、残高が上がるにつれて、総合主観満足度(幸福度)が高まっていくという結果になっています。
 
しかし、資産残高が3億円以上になっても、それ以上幸福度は上がらずに頭打ちし、資産が「3億円以上」の方は、逆に幸福度は低下するという現象が見られました。
 

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満足な暮らしをするために

実際には、年収が3000万円以上ある方や、金融資産が3億円以上ある方は、日本において、ごく少数派です。
 
そのため、今回の調査結果から、おそらくみなさんが予想された通り、年収や資産の金額と、人々の幸福度は、ある程度の金額までは比例する、つまり、人が幸せを感じる条件として、収入や貯蓄は、多いほど良いという結果となりました。
 
ただし、先ほどご紹介した通り、世界的には、経済的にそこまで豊かではない国(GDPが低い)、フィンランドやノルウェーなどのヨーロッパの国々の幸福度は、日本の幸福度より高くなっており、お金だけではなく、健康な体やライフワークバランスなど、その他の要因も、幸せ度合いに大きく関係していることが分かります。
 
年収や貯蓄を短期間で一気に増やすことは難しいので、今回の調査結果を見て、すぐに自分は幸福度を上げることができない、と悲観的になる必要はありません。
 
友人や家族との時間を楽しく過ごす、趣味を充実させるなど、その他の要素において、自分のできるところから、生活の質を上げる工夫をしていきましょう。
 
出典
(※1)内閣府政策統括官(経済社会システム担当)「満足度・生活の質に関する調査」に関する第1次報告書
(※2)国際連合World Happiness Report 2019
 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
 

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