公開日:2019.10.31 暮らし

娘が地元の国立大志望から、遠く離れた県の私大志望へ急転換。費用は一体いくら変わる?

大学にかかる費用は、国立と私立で大きく違います。受験勉強中の娘に、地元の国立大ではなく、遠く離れた県外の私立大に志望転換したいと言われたら、4年間の費用にどれだけ差が生まれるのでしょうか?
 
大堀貴子

執筆者:

執筆者:大堀貴子(おおほり たかこ)

CFP(R)認定者 第Ⅰ種証券外務員

2008年南山大学法学部法律学科卒業後、大手証券会社で、営業として勤務。主人のタイ赴任がきまり、退社。3年間の在タイ中、2人をタイで出産、子育てする。本帰国後、日本で3人目を出産。現在、3人の子育てと長女の国立小学校受験に奮闘中。子供への早期教育の多額の出費、住宅ローン、子供の学資資金、また老後資金準備のため、いろいろな制度を使って、資産運用をしています。実際の経験を踏まえた、お金に関する、役立つ情報を発信していきたいと思います。

詳細はこちら
大堀貴子

執筆者:

執筆者:大堀貴子(おおほり たかこ)

CFP(R)認定者 第Ⅰ種証券外務員

2008年南山大学法学部法律学科卒業後、大手証券会社で、営業として勤務。主人のタイ赴任がきまり、退社。3年間の在タイ中、2人をタイで出産、子育てする。本帰国後、日本で3人目を出産。現在、3人の子育てと長女の国立小学校受験に奮闘中。子供への早期教育の多額の出費、住宅ローン、子供の学資資金、また老後資金準備のため、いろいろな制度を使って、資産運用をしています。実際の経験を踏まえた、お金に関する、役立つ情報を発信していきたいと思います。

詳細はこちら

大学種類別の入学準備費用

大学の受験から入学前準備にかかる費用ですが、自宅から通う「自宅生」と自宅から離れて大学に通う「下宿生」になる場合とでは異なってきます。
 
表1は全国大学生活協同組合連合会の調査結果です。下宿生は新しく家を借りなければいけないこと、受験などで高い交通費がかかります。自宅生として国公立に通う場合と下宿生として私立に通う場合では約100万円の違いがありました。
 
表1<受験から入学までの費用>

※1
 
また、複数校受験する場合、第一志望合格発表前に、第二志望の大学の入学手続き締切があると、「入学手続き納付金」として大きな資金が必要となります。このお金は第一志望に合格すれば、「未入学大学納付金」として無駄になってしまうこともあります。
 
入学手続き納付金の扱いは私立大により異なりますが、(1)一括納付で、一度納付したら返還されない(2)一括納付だが、入学辞退すれば返還される(3)入学手続き時には入学金のみ納付、その他の納付金は後日納付できる(その他納付金は入学辞退すれば納付しなくてよい)のように3種類あります。
 
(1)と(2)の場合は、第一志望の大学とは別に納付金が必要となりますので、受験前にどれくらい資金が必要か確認しておくと、慌てずに済むでしょう。
 

大学種類別学費

大学生活ではさまざまなお金がかかりますが、まず入学から卒業までの大学在学中にかかる学費と生活費をご紹介します。大学の種類別には私立理系になると学費が跳ね上がります。
 
また、生活費においても、自宅と下宿では下宿になると2倍に膨らみます。さらに、全国大学生活協同組合連合会の調査によると、大学生の収入のうち、親からの仕送りの額は減り続けており、それに応じてアルバイト収入が年々増えています。生活費のうち4万円程度はアルバイト収入から当てられています。
 
表2<在学中にかかる授業料・設備費用等>

※国公立大は平成30年度、私立大は平成29年度のデータに基づいています。
 
表3<在学中の1ヶ月の生活費>

 
年間だと、平均自宅生なら590,160円、下宿生なら1,348,320円かかっています。
 

娘が国立志望から県外の私立志望へ。4年間の差額はいくら?

自宅から国公立に通う場合、入学までに約128万円(1年目にかかる授業料・入学金含む)、2年生~4年生の授業料約160万円、4年間の生活費約256万円で、合計約544万円かかると考えられます。
 
一方、県外の私立文系志望に転換し、下宿生となるとすると、入学までに約227万円(1年目にかかる授業料・入学金含む)、2年生~4年生の授業料等約280万円、4年間の生活費約539万円で、合計約1046万円かかると考えられます。
 
そして、その差額は、502万円となります。さらに、私立理系志望となればその差はさらに大きくなります。
 

奨学金も一つの手。ただし借りすぎに注意!

全国大学生活協同組合連合会によると、下宿生のうち、34.7%が奨学金制度を利用しています。奨学金は、大学の種類または自宅・下宿かどうかで借りられる金額が異なり、私立大の下宿生だと最大限借りることができます。
 
また、貸与型と給付型があり、貸与型は本人が卒業後返済する義務が生じ、大きな金額だと長きにわたって返済しなければいけません。借りすぎないように、親の方でもしっかり資金準備をしておきましょう。
 
出典
全国大学生活協同組合連合会「『2018年度保護者に聞く新入生調査』概要報告」
※1 各費目の平均額および合計の平均額は、それぞれ「0」と無回答を除いた数値の平均である「有額平均」で表示しています。費目のいずれかに「0」が含まれていても合計の平均額には反映されるため、各費目の平均値を合計したものと、合計の平均額は一致しない場合があります。
文部科学省「国公私立大学の授業料等の推移」
文部科学省「平成29年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金 平均額(定員1人当たり)の調査結果について」
全国大学生活協同組合連合会「第54回学生生活実態調査の概要報告」
全国大学生活協同組合連合会「奨学金について」
 
執筆者:大堀貴子
CFP(R)認定者 第Ⅰ種証券外務員

関連記事

国立大学の4年間の「学費+生活費」は、私立大学の「学費」より安い!
大学の進学費用が足りないかも!? と不安になった時の解決方法
「子どもが急に大学に進学したいと言い始めたが、資金準備が十分でない」 想定外の資金不足に対応する為の奨学金 上手に活用する方法
 

商品比較
商品比較


▲PAGETOP