都営バス有効活用していますか?主な割引制度とは
配信日: 2021.03.13
本記事では都営バスの運賃体系について簡単に説明します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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都営バスの運行範囲は?
東京都交通局が運営している「都営バス」、名前は都営ですが東京都内全域をカバーしているかというとそうではありません。
路線図を確認してみますと、主に山手線の内側から東京都の東側、千葉県との境になる江戸川までの付近が主要なエリアになっており、また多摩地区においては、青梅駅、河辺駅を中心とするエリアが運行範囲となっています。
どのように利用するの?
23区内では均一料金となっており、前扉から乗車し、運賃を支払います。降車時は後扉から降りる仕組みになっています。
一方多摩地区は、距離料金になっていることから、後扉から乗車し整理券を取るまたはICカードをタッチします。そして降車時に整理券に対応した料金を支払い、前扉から降車となります。
エリアで利用方法が異なるのでその点は注意が必要です。
運賃はどうなっているの?
運賃を表にまとめます。
※東京都交通局 「運賃・乗車券・定期券」より筆者作成
表のように運賃が区分されています。
特殊な運賃としては主に大学への系統である「学バス」学01、02、03、05、06、07系統
新宿駅西口と都庁を循環する系統の「シャトルバス」C・H01系統
東大島駅へのアクセス系統の「アクセスラインバス」AL01系統
一部区間を0時以降に走る「深夜バス」深夜01~03、07、10~14系統
が設定されています(深夜バスについては新型コロナウイルス感染症対策のため、出発時刻の一部繰り上げが実施されているので注意が必要です)。
割引制度
割引について主要なものをまとめます。
1.バス利用特典サービス(バス特)
交通系ICカードを利用したときのみの特典になりますが、チャージ金額からバス運賃を支払った額が一定額になると、特典バスチケットが自動的に付与され、次回乗車時に自動的に割引されるものです。
このチケットの計算は月ごとに行われ、例えば1000円の利用があれば100円分付与など、最大1万円の利用で累計1740円分付与されます。
1月以内で1万円の利用を超えた場合は、超過分に相当するポイント数を繰り越した上で、再度0ポイントから累積されます。
2.乗継割引
こちらも交通系ICカードを利用して乗車した場合において、次の都営バスに乗り継ぐ場合に適用されます(最初の乗車から90分以内の場合に適用)。
この場合、大人100円、小児50円が2回目の乗車運賃から割引されます。
ただし複数回適用はされますが連続で適用はされないので、注意が必要です。
例:2回乗り換えた場合⇒1回目割引適用、2回目割引不適用
3回乗り換えた場合⇒1回目割引適用、2回目割引不適用、3回目割引適用
まとめ
以上、都営バスの運賃システムについて簡単に解説しました。
意外と割引まで把握して利用することはあまりなかったかもしれません。なかなか外出がしづらい状況ではありますが、それでも利用する場合には割引などもうまく利用してみてはいかがでしょうか?
参考
東京都交通局 運賃・乗車券・定期券
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部