更新日: 2021.06.21 その他暮らし
20~30代女性が結婚相手に求める年収・預金額は?ギャンブルでの借金があったら結婚できる?
お金の管理方法や結婚相手に望む年収・預金額など、株式会社タンタカが発表した「理想の結婚とお金事情」に関する調査結果(※1)をひもといてみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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現実的なライン? 結婚相手に求める年収・預金額
この調査は、20代と30代の独身女性500人を対象に行われたもの。まずは、結婚相手に望む経済力について見てみます。
1位:500万円以上600万円未満 24.8%
2位:400万円以上500万円未満 23.6%
3位:300万円以上400万円未満 19.4%
4位:600万円以上700万円未満 11.6%
5位:200万円以上300万円未満 7.4%
TOP5は上記の結果に。半数近くの人が、結婚相手の年収に400万円から600万円を望んでいることがわかります。国税庁によると、令和元年の男性の平均給与は539万7000円(※2)とのこと。このことからも、現代の独身女性は非常に現実的な希望年収を挙げているといえそうです。
では、預金額についてはどうでしょうか。
1位:300万円以上500万円未満 27.8%
2位:100万円以上300万円未満 27.2%
3位:500万円以上800万円未満 17.0%
4位:50万円以上100万円未満 10.6%
5位:800万円以上1,000万円未満 7.0%
半数以上の人が、結婚相手に100万円から500万円程度の預金を望んでいることがわかります。
万が一なにかあって、半年から1年程度収入がなくなったとしても、貯金を切り崩すことでなんとか生活を維持できるレベルの預金といえるかもしれません。100万円未満と回答した人の合計は、およそ14%。このことから、独身女性はある程度貯金をしている相手ではないと結婚はむずかしいと思っていることが想像できます。
結婚しても財布は別々派が●%!
結婚して仕事を続けるか、専業主婦になるか、もしくは相手が専業主夫になるかなどで変わってくるのが、お金の管理。独身女性のみなさんは、結婚後のお金の管理をどのように考えているのでしょうか。
●財布は同じ 44.4%
●財布は別々 55.6%
財布は別々と回答した人が、10ポイントほど上回るという結果に。そこまで大きな差は開きませんでした。
財布を同じにしたいという人のコメントとして、「両親も財布が一緒だったのでそれを当たり前に見てたから」「秘密の元になってしまうので、一括管理したい」「結婚したら、落ち着いて子育てしたいのでほとんど仕事はしないつもり。別々は無理!」「相手の人がこっそりギャンブルや投資にハマってしまうと嫌だからです」といったものが挙がりました。
いっぽうで、別々にしたいという人からは、「一定額生活していける、貯金ができる金額を入れてくれるのであれば財布は別々」「共働きで生活していきたいので、お互い今まで通り収入を管理していけばいいと思っている」「相手も自分も自由に使えるお金があった方が気持ちにゆとりが持てると思うので。対等な立場の方が楽かと思う」という意見が。
たしかに、共働きであれば、財布は別々と考える方もいるかもしれません。その場合、生活費などは毎月決めた金額を出し合って、お互い不満がないようにするのが大切ですね。
ちなみに、「結婚したら仕事は続けますか?」という質問については、「続ける」81.6%、「辞める」18.4%という結果に。上記をあわせると、共働きでも財布は一緒にしたいと考えている人も少なくないということがわかります。
好きな人にギャンブルの借金があっても結婚できる……?
最後に、少しシビアな項目を見てみましょう。
●結婚する 3.2%
●結婚しない 96.8%
ほとんどの女性が、相手にギャンブルで作った500万円の借金がある場合、結婚を見合わせると回答しています。「愛があればなんでも乗り越えられる」「借金なら自分が稼いで返済できる」「時間がかかってもいいから自力で返済させる」といった考え方の人が、3.2%という少数派なのかもしれませんね。
これが住宅や車のローンだったり、事業の借金だったりした場合は、また回答が違ってくるのかもしれません。しかし、ほとんどの独身女性は「ギャンブルで作った借金」がある相手との結婚はナシ、と考えていることがわかりました。
金の切れ目が縁の切れ目、という言葉もあるほど、お金は人間関係を良くも悪くも変えてしまうもの。結婚相手を選ぶのであれば、年収や預金額はもちろんのこと、お金の管理に関して考え方を共有できる人を探すのも大切といえそうです。
[出典]
※1 株式会社タンタカ「結婚したら財布は別々? 結婚相手の希望年収・預金額は?【20代30代 独身女性500人調査】」(株式会社共同通信ピー・アール・ワイヤー)
※2 国税庁「民間給与実態統計調査結果(令和元年)」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部