更新日: 2021.03.29 その他暮らし

通信費を見直したいけどすぐに行動に移せない。何がネックになっているの?

通信費を見直したいけどすぐに行動に移せない。何がネックになっているの?
スマホの料金は、家族全員が契約している場合、家計に結構な負担となっています。3月はドコモの「ahamo」、auの「povo」、SoftBankの「LINEMO」など、キャリア各社の新料金プランがスタートします。この時期に、プランの見直し、キャリアの乗り換えを考える人もいるのではないでしょうか。
 
株式会社ALL CONNECT(福井県福井市)は、全国の20歳から59歳の男女を対象に、新生活のタイミングで見直しを行いたい家計の固定費に関する調査を実施しました(※1)。スマホ料金は、どのくらい負担だと思われているのでしょう?
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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通信費を見直したいという人が多いものの、すぐに契約見直しを行わない人が8割以上

調査対象者に、家計の中で高いと感じる固定費を尋ねると、1位が「スマートフォン・携帯電話通信費」(50.6%)、以下は「電気代」(46.9%)、「インターネット回線通信費」(43.0%)という順になりました。 また、家計の中で見直したい固定費についても、「スマートフォン・携帯電話通信費」(47.5%)が1位となり、2位が「インターネット回線通信費」(39.8%)となり、通信費を見直したい人が多いことがわかりました。
 
ネット回線の契約について聞いたところ、「将来的に契約を見直したい」と回答した人が82.1%で、「すぐにでも契約を見直したい」(13.3%)、「すでに行動している」(4.6%)と比べて圧倒的に多い結果に。通信費を見直したいものの、すぐに行動に移さない人がほとんどのようです。
 

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通信費を見直す行動を起こさない理由は、乗り換え時に発生する費用

ネット回線を見直したいが実際に見直す行動を起こしていない理由を見ると、「調べるのが面倒だから」(49.0%)という他に、「契約期間による解約費用が発生するから」(43.2%)、「乗り換え時に初期費用が発生するから」(31.0%)といった、乗り換え時に発生する費用がネックとなっていることが明らかになりました。
 
例えば、携帯電話事業者の安い料金プランは、2年間の継続利用を条件に料金が割引されていることがほとんど。更新月以外の解約は、 基本料金を超える額の違約金が請求されることがあります。更新月に解約した場合でも、更新月の携帯電話料金や携帯電話端末の残債が一括で請求され、思いがけず高額な請求となる場合があります(※2)。このようなことを恐れて、なかなか乗り換えに踏み切れないという人が多いようです。
 

ネット回線契約時のきっかけは、契約の更新時期のタイミング

インターネット回線を見直したい人に、回線契約時のきっかけを質問したところ、「契約の更新時期が来たとき」「通信速度に不満を感じた」が42.1%と、最も多い結果となりました。利用者は、違約金が発生しない短い更新のタイミングで再契約をせざるを得ません。業界主導の契約形態が利用者の乗り換え行動を制限しているのは困りますね。また、進学、就職など「引っ越しなど生活環境の変化」も上位となっていますが、更新時期以外で違約金を払う人も中にはいるでしょうね。
 
菅政権が政権公約に掲げたことで、携帯電話の料金の引き下げが徐々に形になって現れてきています。今の契約を見直して料金を下げたいと思っていた人は、すぐに飛びつきたいところでしょうが、契約する前に現在の契約内容との違いをよく確認して、十分に納得してからにしたほうがいいでしょう。
 
※1:株式会社ALL CONNECT「見直しを行いたい家計の固定費に関する調査結果を公開」(株式会社 PR TIMES)
※2:総務省「電気通信サービスQ&A」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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