コロナ禍の夫婦間の家事分担は?!
配信日: 2021.05.29
コロナ禍で、夫婦間の家事分担はどうなっているのか。カジナビによる「コロナ禍中の家事負担」に関する意識調査アンケートの結果についてのレポートを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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在宅が増えても家事負担の割合は変化なし?!
新型コロナウイルスの影響でパートナーが家にいる時間に変化はありましたか?
増えた 46%
減った 2%
変化なし 52%
増えた 22%
減った 4%
変化なし 74%
在宅時間に変化のない方が半数以上でした。そして、在宅時間が増えた方も半数近くいたのに、家事の負担は変わらない割合が7割強と多い結果になりました。回答者は9割が女性で、30代~40代の方が7割を占めていましたので、妻の不満と捉えてよいでしょう。
主婦(夫)の家事負担割合は?
家の全ての家事を100%として、自分の家事負担がどのくらいの割合を占めているのか、10%の単位で回答してもらうと、
自分の負担0%:「負担0%」=0.4%
自分の負担10〜30%:「負担軽」=3%
自分の負担40〜60%:「負担中」=11%
自分の負担70〜90%:「負担重」=76%
自分の負担100%:「負担100%」=9%
なんと、全ての家事をやっている人(家事負担100%)がおよそ10人に1人の割合※で、家事のほとんどをやっている人(家事負担重)が8割近くいるとの結果でした。
※正確には、519人中47人という結果でした。
パートナーがやってくれる家事とは?
家事をパートナーがやってくれると回答した470人に、その家事の内容を聞いてみました。TOP5は以下のとおりです。
1位 ゴミ出し
2位 食器洗い
3位 掃除
4位 料理
5位 洗濯
ゴミ出しは、470人中276人が該当するという、ぶっちぎりの1位でした。ただ、やってくれた家事について不満の声もあったので、ぜひ読者の皆さま、家の中が雰囲気よく、快適に過ごせるように参考にしてください。
1位 ゴミ出しへの不満の声
●ゴミ出し担当だが、まとめた状態で玄関に置いておかないと出してくれない。ゴミをまとめるところからやってほしい。
2位 食器洗いへの不満の声
●洗い物をしてくれるのはいいけど、油汚れやコップの底の汚れが全然落ちてない。自分で洗い直して二度手間。
●洗い物をしてくれた後のシンク周りがびちゃびちゃ。水も洗剤も使いすぎ! 水道出しっぱなしで洗うのも気になる。
●水切りカゴにある乾いた食器を棚に戻さず、その上に新たに洗った食器を重ねる。せっかく乾いた食器が濡れるし、カゴに高く積み上がって危ない。カゴを空にしてから洗い物しろ!
3位 掃除への不満の声
●風呂掃除を頼んだら、ただ浴槽をお湯で流しただけで、沸かしたお湯にたくさんゴミが浮いていた。
●毎日午前中に掃除をしているが、夫が夜帰ってきて「掃除したの?」と掃除機をかけだした。不愉快。
4位 料理への不満の声
●料理してくれるのはいいが、終わった後のコンロ周りが汚過ぎる。床にまで油汚れが! 掃除するのは私。
●普段しない料理をして、道具や調味料を置く場所がめちゃくちゃになった。どこに何があるか分からないし迷惑。
●たまにしか料理しないくせに、変わった調味料を買い込んで凝った料理を作ろうとする。そして2度と使わない。もったいないし、処分するのもストレス。
●たまに料理をしてくれますが、本当に作るだけで材料を切ったり後片付けしたりは全部私。そのくせ子供たちには「今日はパパが料理するぞ」としつこくアピール。
5位 洗濯への不満の声
●洗濯物のシワを伸ばさずに干す。ハンガーへの掛け方も雑で乾かない!
まとめ
在宅時間の増えた皆さん! やってもらって当たり前ではなく、できることからやってみましょう。その心配りが大切です。できれば、家事をするときは準備、後始末までするようにしましょう。パートナーから感謝されたり、より仲が良くなれば、在宅時間はもっともっと快適になりますよ。
出典
カジナビ コロナで夫婦の家事分担はどうなった?在宅増えても家事はやらない傾向に…
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部