平日のランチにかける予算は? 夫の調理参加もジワジワ増加?

配信日: 2021.07.24

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平日のランチにかける予算は? 夫の調理参加もジワジワ増加?
家族での家事分担が進む現代ですが、やはりまだ食卓の中心を担うのは女性が多いのではないでしょうか。
 
日々の炊事に手間暇をかける人もいれば、時短にこだわる人も。みなさんは、自炊にどのような意識で取り組まれていますか?
 
今回は、キユーピー株式会社が発表した、食生活調査の結果(※1)を紐解きつつ、ランチを外食(中食)にした場合の予算なども見てみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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夫の調理参加もジワジワ増加中? 食卓の中心を担う割合は

キユーピー株式会社の調査は、全国の20歳から74歳の既婚女性を対象に行われました。(有効回収数:1500人)
 
まず、家庭内自炊の中心となっているのは誰なのかを見てみましょう。
 

【家庭での調理を担う人(複数回答)】

<2020年>
1位:自分 94.4%
2位:夫 18.1%
3位:子ども 3.6%
 
<2013年>
1位:自分 96.9%
2位:夫 11.4%
3位:子ども 1.7%

 
この結果を見ると、この7年で夫の調理参加が7ポイントほど増えていることが分かります。妻が94.4%、夫が18.1%とまだまだ差はあるものの、家庭内の変化が感じられます。
 

365日の自炊は苦痛! ランチを外食(中食)にすると予算はどうなる?

家庭における調理を担うのは、ほとんどが主婦ということが分かりました。
 
毎日3食の献立を考え、食材を買い、調理するというのは休みなく続く苦行のようなもの……。せめてランチだけでも外食(中食)にした場合、予算はどのようになるのでしょうか。
 
株式会社リクルートが発表したランチについての調査結果(※2)を見てみましょう。この調査は、首都圏、関西圏、東海圏に住む20歳から69歳の男女を対象に行われたものです。(有効回答数:5710件)
 
以前よりテレワークが増えている昨今、平日の食事事情はどうなっているのでしょうか。
 

【先週の平日のランチは、どのように食事したか】

1位:自炊、または家族等が作った食事 33.4%
2位:小売店や飲食店で購入した食事 19.8%
3位:自分、または家族などが作った弁当 19.1%

 
1位はテレワークやオンライン授業で在宅していると考えられます。やはり、在宅での勤務や授業が増えたことから、家で食事をとる人が増えたようですね。
 
お弁当を含めると、半数以上が自炊(もしくは家族作)していることが分かります。コロナにより、主に調理をする主婦の負担が強くなっているのではないでしょうか。
 
では、平日のランチ1回あたりの予算を見てみましょう。
 

【平日のランチ1回あたりにかける予算・平均値】

●自炊、または家族等が作った食事 360円
●小売店や飲食店で購入した食事 532円
●飲食店からテイクアウトした食事 813円
●出前、デリバリーしたもの 1171円
●飲食店で外食 1103円

 
やはり、もっとも安く済むのは「自炊、または家族などが作った食事」でした。
 
コンビニやテイクアウトは1000円以内に収まっていますが、出前やデリバリー、外食となると1000円をゆうに超えることが分かります。
 
外食と自炊の差は、およそ740円。「もったいない」と考える人もいるかと思いますが、献立を考える・食材を買う・調理をする…といった労力を考えると、決して高すぎることはないのでは。
 
平日のうち何回かは、自分や家族のランチを外食(中食)にする提案をしてみてもよさそうですね。
 

あなたはどれに当てはまる? 「笑顔の食卓」のタイプ

いろいろ見てきましたが、「週に2、3回はランチをデリバリーにしてもいいかも」と思う人もいれば、「手間はかかっても家族のために自炊をしたい」と思う人もいらっしゃるでしょう。
 
キユーピー株式会社(※1)は、食生活でうれしいと感じることなど、「笑顔の食卓」に対する意識を調査しました。
 
その結果を分析し、対象となった20~74歳既婚女性を5つのタイプに分類しています。
 
みなさんは、どのタイプに当てはまりますか?
 

(1)頑張るジレンマタイプ

人並みに見られたいが調理スキルが低いため、ギャップに悩みつつがんばるタイプ。家族との時間を楽しみつつも、自分の時間を優先できたときにうれしさを感じる。20代から30代に多い。
 

(2)共創スマートタイプ

調理に手間暇をかけるよりも、食卓で家族と過ごすことが好きなタイプ。調理も得意で、やりくりを工夫して炊事できたときにもうれしさを感じる。各年代に分散。
 

(3)愛情手間暇タイプ

調理スキル、調理への向上心が高いタイプ。手間暇をかけることが信条。品数の多さや贅沢なメニューをつくれたときにうれしさを感じる。家族奉仕への意識が高い。60代から70代、専業主婦に多い。
 

(4)そこそこ割り切りタイプ

献立を考えることが面倒で、食卓に多くは望まず無難にこなしたいタイプ。家族との時間や共食を大切にしながら、惣菜や加工食品をうまく取り入れてやりくりすることにもうれしさを感じる。40代に多い。
 

(5)自分ファーストタイプ

家族のために献立を考えることがストレスになるタイプ。時短・省手間を重視して、惣菜・冷凍食品を積極的に使う。各々で好きなときに好きなものを食べられることにうれしさを感じる。50代から60代、子ども独立後のタイプに多い。
 
この調査でもっとも多かったのは、4の「そこそこ割り切りタイプ」とのこと。共働きが増えたこともあり、適度に割り切って家事をこなす主婦が増えたのだと感じる結果になりました。
 
自炊に対する考え方は人それぞれですが、たまには外食(中食)を取り入れるなどして、羽を休めてもいいかもしれませんね。
 
[出典]
※1 キユーピー株式会社「2020年度『えがおの食生活研究』結果報告、20~70代主婦を5つのタイプに分類」(@Press ソーシャルワイヤー株式会社)
※2 株式会社リクルート「働く人の平日ランチ『自炊』33.4%で前年比約1.5倍に20・30代女性中心にテレワーク増加影響が顕著『1人でランチ』」(株式会社 PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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