納豆に一番お金を使っている都市はどこ? お金を使わない都市は?
配信日: 2021.08.04
LINE株式会社が運営する、リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」は、日本全国の15歳から59歳の男女を対象に、納豆が好きな人の割合や、納豆を食べるときのトッピングについて調査しました(5252サンプル)。(※1)それでは結果を見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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8割近くが納豆好き。納豆好きが多いのは東北、関東
はじめに、納豆が好きかと聞いたところ、「とても好き」(48%)、「やや好き」(29%)合わせて77%が「好き」と回答しました。一方、「やや嫌い」「とても嫌い」を合わせて13%が「嫌い」と回答。全体では納豆が好きな人が大半であることがわかりました。
地域別に見ると、最も「納豆が好き」の割合が高いのは北海道で、86%を占めました。東北では82%、関東では81%と、東日本エリアは特に納豆が好きな人が多いようです。この3地域では「とても好き」の割合も高く、いずれも50%を超えています。
また、西日本では東日本に比べて「納豆好き」の割合が低めで、近畿では67%、四国では69%となっており、「納豆が嫌い」の割合が近畿では21%、中国では20%、四国では17%と他の地域と比べて高くなっています。
性別でみると、男女ではあまり差がありませんでした。しかし、「納豆が好き」の割合が最も高い北海道では、9割弱の女性が「納豆が好き」と回答しており、男性よりも高い割合となりました。同じように、中国・四国でも「納豆が好き」の割合は、女性のほうが高いという結果に。
年代別に見ると、30代から40代の約8割が「納豆が好き」と回答。他の年代に比べると高い割合となりました。また、この年代では男性よりも女性の「納豆が好き」が多く、30代女性では8割超とひときわ高い割合でした。
さらに、「とても好き」と回答した人の割合は、30代の男女と40代男性で高く、いずれも5割超でした。
納豆のトッピングは定番以外に砂糖やごま油、大根おろしなど
納豆を食べるときに、普段どんなものをかけたり、トッピングしたりしているか聞くと、1位はパックの納豆に付いている「付属のたれ 」でした。全体で約6割と2位以下に大きく差をつけ、すべての地域で1位という結果に。全体2位は「からし」で、こちらもすべての地域で2位から3位にランクインしています。からしも市販の納豆に付いているので、当たり前のように使う人も多いのかもしれませんね。
全体3位は「ねぎ」。4位の「たまご」は、特に北海道で人気であることが分かりました。5位の「キムチ」は、東北で2割超でした。
また、近畿では「納豆は食べない」と回答した人が多く、先ほどの調査結果からも分かるように納豆好きの割合が低いことが伺えます。北海道では1割近くが「砂糖」をトッピングしており、北海道の女性では「ごま油」「大根おろし」などをトッピングしているという人も他の地域と比べて高い割合となりました。
納豆の支出金額トップは福島市、最下位は和歌山市
ここからは、総務省統計局の家計調査(※2)から、納豆の支出金額を見ていきましょう。
2018年から2020年の全国の納豆の平均支出金額は、年間4375円(二人以上の世帯)でした。都道府県庁所在市及び政令指定都市のランキングを見ると、1位は「福島市」の6773円、2位は「盛岡市」の6497円、3位は「水戸市」の6353円でした。
納豆といえば茨城県というイメージですが、少なくとも水戸市は1位ではないことが分かりました。4位「山形市」が6072円、5位「仙台市」が5868円と、上位5位のうち東北の都市が4件を占めており、やはり納豆は東北の人たちに人気ということが明らかになりました。
一方、最下位は「和歌山市」で2456円。次いで「大阪市」が2738円、「高松市」が2875円となり、やはり近畿や四国で人気がないことも裏付けられました。
安くて健康によい納豆。納豆が苦手な人も、トッピング次第で美味しく食べられるかもしれません。キムチやごま油など、特定のエリアで人気のトッピングを試してみてはいかがでしょう?
[出典]
※1 LINE株式会社「LINEリサーチ、全国の男女を対象に納豆に関する調査を実施」(株式会社 PR TIMES)
※2 総務省統計局「家計調査 都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2018年~2020年平均)」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部