更新日: 2021.08.06 その他暮らし

主婦のボーナス事情は? ボーナス減への対策はどうしてる?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

主婦のボーナス事情は? ボーナス減への対策はどうしてる?
夏のボーナスは7月支給が多いようですが、みなさんのボーナスの状況はいかがでしたか?コロナショックで昨年から厳しい状況かと思われますが、昨年の夏や冬と比べると増えたのでしょうか。それとも、減ったのでしょうか。
 
株式会社ビースタイルが運営する『しゅふJOB』は、「夏のボーナス」について求職中の主婦層を対象にアンケート調査を行い471名の回答を集めました(※)。それでは結果を見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

働いていない人を含め、ボーナスが支給された主婦は約1割。昨年冬と状況は変わらず

まず、自身の今夏のボーナスが支給されたか聞いたところ、「ボーナス制度はあるが2021年夏は出ない」は2.8%にとどまり、「満額支給された(される予定)」(6.6%)、「一部支給された(される予定)」(3.6%)あわせて「支給された(される予定)」が10.2%となりました。
 
主婦はパートやアルバイトが多いためか、「ボーナス制度はない」と回答した人が53.3%でした。なお、アンケート回答者の33.8%は現在は働いていないと回答しました。
 
次に、自身の夏のボーナスについて、2020年冬と比較したところ、「ボーナスが支給された(される予定)」と回答した人は10.3%から10.2%とほぼ変わらず、「ボーナス制度はあるが今回は出ない」と回答した人は4.0%から2.8%に微減で、昨年冬の状況からあまり変化はないようです。
 

配偶者などの家族では、半数近くがボーナス支給あり。昨年冬より若干改善傾向

次に、配偶者など生計を共にしている方の夏のボーナスが支給されたか尋ねました。配偶者などの家族は「満額支給された(される予定)」は36.1%、「一部支給された(される予定)」は9.6%で、45.7%が「支給された(される予定)」と回答しました。「ボーナス制度はあるが2021年夏は出ない」は3.6%、「ボーナス制度はない」は25.7%、「わからない、知らない」は8.9%でした。
 
配偶者などの夏のボーナスを2020年冬と比較すると、「満額支給された(される予定)」は28.8%から36.1%と7.3ポイント増加、「ボーナス制度はあるが今回は出ない」は6.4%から3.6%に減少しており、昨年冬より若干の改善傾向が見られます。
 
世帯全体の収入で見た時に、2020年夏と比べて2021年夏のボーナス金額に変化があったか聞いたところ、「増えた(増えそう)」は12.1%でしたが、「減った(減りそう)」は26.8%でした。4人に1人は昨年より状況が悪化していると回答しており、コロナ禍によりいまだに業績が回復しない企業が多いことがうかがえます。
 

ボーナス減への対策は、節約や貯金の切り崩し。長引くコロナ禍で、何の対策もしなくなった人が増えた

昨年夏よりボーナスが減った人に、ボーナスが入らなかった分の対策を聞いたところ、「節約して支出を減らす」が49.5%と最も多く、次いで、「貯金を切り崩す」(23.4%)、「仕事に出たりシフトを増やすなど収入を増やす」(19.8%)といった回答が続きました。
 
ボーナスが入らなかった分の対策を昨年冬と比較すると、「節約して支出を減らす」が54.6%から49.5%に減、「貯金を切り崩す」が37.4%から23.4%に減と、何らかの対策をするという人が減り、「特に何もしない」が10.9%から26.6%に大幅に増加しました。長引くコロナ禍で、収入減に対し対策をしなくなってきたことが見て取れます。
 
昨年夏と比べボーナスが「同額」「増えた」と回答した人に、ボーナスの使い道を聞いたところ、最も多い回答はダントツで「貯金」(53.7%)で、次いで水道光熱費、家賃などの「生活費」(31.1%)、「子どもの教育費」(27.4%)、「ローン返済」(26.2%)が上位を占め、買い物やレジャーといった楽しみのために使うよりは、まず貯蓄。そして生活に必須なものに使いたいと思っている人が多いことがわかりました。
 
フリーコメントを見ると、「同一労働同一賃金だと言うならば、当たり前のようにパートも支給対象になるようにしてほしい」「コロナ禍になって以来世の中の景気も悪く、ボーナス払を含めた住宅ローンの支払いが家計に重くのしかかっています」「半分でも出ただけ良いと思う。不安なので初めて全額貯金した」といった、コロナ禍で収入減となり、厳しい生活をしている人が多いことがうかがえます。
 
今は新型コロナウイルスの感染拡大が進んでいるので、貯金など生活防衛に走るのは致し方ありません。ワクチン接種が進めば感染者は減ってくるのでしょうか。ワクチンの効果が出てくるのか、今後に期待するしかありませんね。
 
ビースタイルグループ 【主婦に聞く】配偶者の夏のボーナス
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ライターさん募集