更新日: 2021.08.23 その他暮らし
この数年で結婚意識が高まった人がおよそ半数!結婚式の予算はいくら?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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今の恋人と結婚したいと思う人が7割以上
この調査は、恋人がいる未婚の男女500名を対象に行われました。今付き合っている人との結婚について、どう思っているのでしょうか。
●思う 37.2%
●どちらかといえば思う 37.4%
●思わない 11.4%
●どちらかといえば思わない 14.0%
およそ4人に3人は「今の恋人と結婚したい」と考えていることがわかります。この比率を見る限りだと、ある程度将来を考えたうえで相手と付き合っている人のほうが多いということになりますね。
では、この1、2年の世界情勢を踏まえ、結婚への意識はどうなったのでしょうか。
●高まった 18.4%
●どちらかといえば高まった 28.6%
●以前と変わらない 41.1%
●どちらかといえば高まっていない 11.9%
特に変わらないという人が4割いるものの、高まった人はそれを超える約5割という結果に。「一人で過ごす時間が増えて、人と過ごす時間が大切に思えたから」(大阪府・38歳・男性)、「何かあったときに精神的にも経済的にも頼れる人が欲しいから」(東京都・39歳・女性)など、この時代ならではの気付きにより結婚を意識する人が増えているということがわかります。
結婚式はお金がないから挙げたくない?
結婚を意識しだすと同時に考えるのが、結婚式のこと。未婚の男女は結婚式についてどのような思いを抱いているのでしょうか。
●思う 14.4%
●どちらかといえば思う 19.8%
●思わない 45.2%
●どちらかといえば思わない 20.6%
なんと、「思う」「どちらかといえば思う」の合計がおよそ35%、「思わない」「どちらかといえば思わない」の合計がおよそ65%という結果に。大差をつけて「結婚式は挙げたくない」派に軍配が上がりました。
結婚式を挙げたくない理由については、以下のような意見が。
●「無駄遣いだと感じる。親族の食事会だけで良いと思う」(茨城県・52歳・女性)
●「結婚式にかかるお金を旅行など別のことに使いたい」(東京都・41歳・女性)
●「派手な出費は避けたい」(高知県・46歳・男性)
●「お金に余裕がないし、疎遠になってる友達も多い為」(北海道・32歳・女性)
結婚式について、「出費は避けたい」「別のことにお金を使いたい」といった意見が目立ちます。節約傾向にあるといえるのではないでしょうか。
いっぽうで、結婚式を挙げたい理由については以下のようになりました。
●「一生に一度の事なので、少人数でもいいからやりたい」(埼玉県・44歳・女性)
●「両親祖父母に晴れ姿を見せてあげたいから」(東京都・24歳・女性)
●「友人に払った御祝儀代を取り戻したい」(青森県・33歳・男性)
●「憧れだし、家族や大切な人に見てもらいたい気持ちがある。両家の家族、親族などとの繋がりや絆も育みたいから」(神奈川県・38歳・女性)
「一生に一度の大切なイベント」「家族や大切な人に晴れ姿を見てもらいたい」という理由が目立つなか、「友人に贈ったご祝儀代を取り戻したい」という意見もありました。このくらいお金に敏感でいたほうが、将来的に安心かもしれませんね。
やっぱり抑えめ?結婚式の予算は●●円
最後に、結婚式の具体的な予算を見てみましょう。タメニー株式会社が発表した「結婚と経済状況に関するアンケート調査」の結果(※2)をチェックします。この調査は、25~39歳の未婚男女2412名のうち、結婚の意欲があると回答した1525人を対象に行われたもの。
1位:結婚式は開きたくない 31.9%
2位:50万円以内 22.1%
3位:101〜200万円 17.0%
4位:51〜100万円 12.2%
5位:201〜300万円 9.0%
6位:301万円以上 7.8%
なんとこちらの調査でも、結婚式を挙げたくない人がもっとも多いという結果になりました。予算として1位だったのは、50万円以内というこぢんまりとしたもの。逆に301万円以上の豪勢な結婚式を挙げたいという人は、8%以下にとどまりました。
ちなみに、回答者の年収別で予算を見てみると、各年収における予算の1位は以下のとおりです。
●年収300万円未満:50万円以内 29.8%
●年収300万円〜500万円未満:101〜200万円 19.1%
●年収500万円〜800万円未満:101〜200万円 26.5%
●年収800万円以上:301万円以上 50.0%
年収500万円未満の2つについては、いずれも「結婚式は開きたくない」が1位だったため、2番目に回答が多かったものをピックアップしています。この結果から、年収500万円以上になると結婚式を挙げることに前向きになり、さらに年収800万円を超えると豪勢な結婚式を希望するようになる……という傾向が見えてきます。
一生に一度の大きなイベントということを認識しているカップルは多いものの、先立つものがない限り結婚式を挙げることはできないという少しさびしい現実が見える結果になりました。
前のような生活が戻ってきた暁には、日本の景気も変わるのでしょうか。それにより、カップルの結婚観や結婚式の予算にどのような変化が見られるのかも気になるところです。
※1
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※2
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部