更新日: 2021.09.17 その他暮らし

記念日のお祝いを重視する率は30代男女で大きな差が? 誕生日プレゼントに期待する金額は?

記念日のお祝いを重視する率は30代男女で大きな差が? 誕生日プレゼントに期待する金額は?
誕生日や結婚記念日など、1年間に自分の記念日はいくつありますか?
 
一般的に男性は女性に比べて記念日に疎い……なんて意見もありますが、実のところどうなのでしょうか。
 
今回は、そんな男女別の記念日に対する思い入れや、プレゼントに期待する金額などをチェックしてみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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30代のカップルにすれ違い? 男女の記念日に対する思い入れとは

株式会社大和ネクスト銀行が発表した、記念日に関する意識・実態調査の結果(※)を見ていきます。この調査は、全国の20歳~69歳の男女1000名を対象に行われたものです。
 
まずは、どのくらい記念日を大切に考えているか、年代別の結果をご紹介します。
 

【記念日(誕生日やカップル・夫婦の記念日など)のお祝いをどのくらい重視しているか】

<男性>

●30代 重視している(計) 46.0%
●40代 重視している(計) 45.0%
●50代 重視している(計) 49.0%

 

<女性>

●30代 重視している(計) 66.0%
●40代 重視している(計) 49.0%
●50代 重視している(計) 45.0%

 
記念日を重視している男性は、30代〜50代まで安定して過半数を切っている状況。一方、女性は30代だと66.0%ととても高い数値が出ています。おもしろいことに、40代になると過半数を下回り、50代になるとさらに減っていますね。
 
30代までは新婚気分でウキウキしているものの、時間が経ったり子どもが生まれたりすると段々と夫のことを気にしている余裕がなくなり、記念日への思い入れも薄まってくる……ということなのでしょうか。
 
30代の男女では、記念日に対する思い入れに20ポイントものすれ違いが生じていることがわかります。男性は30代のときこそ記念日を大切にしないと、のちのち痛い目を見ることになりそうですね。
 
ただ、日々慌ただしく過ごしているとつい記念日などを忘れてしまうことも。実際のところはどうなのでしょうか。
 

【「結婚記念日」を失念することに対する意識・経験(回答した人の割合を表示)】

<男性>

1位:日付を覚えている 63.6%
2位:お祝いを忘れることはあり得ないと思う 28.9%
3位:お祝いをうっかり忘れたことがある 5.7%
4位:お祝いを忘れたことで大変な思いをしたことがある 0.9%

 

<女性>

1位:日付を覚えている 73.4%
2位:お祝いを忘れることはあり得ないと思う 24.1%
3位:お祝いをうっかり忘れたことがある 9.7%
4位:お祝いを忘れたことで大変な思いをしたことがある 0.0%

 
なんと、男女ともに日付すら覚えていない人がそこそこいることが判明。これはかなりの衝撃です。さらに、「結婚記念日のお祝いを忘れることは……まあありえるな」と考えている人も、男女ともに7割以上いるという結果に。結婚記念日の場合は、意外にみなさんドライなのかもしれません。
 

パートナーからもらう誕生日プレゼントに期待する金額は?

記念日にもらうプレゼントといえば、やはり期待してしまうのが誕生日プレゼント。世間はパートナーからもらうプレゼントにどのくらいの金額を期待しているのでしょうか。
 

【自分の誕生日にパートナー(恋人や配偶者)からもらうプレゼントに期待する金額】

<男性>

1位:0円 25.8%
2位:5000円〜1万円未満 20.2%
3位:3000円〜5000円未満 17.2%

 

<女性>

1位:5000円〜1万円未満 18.9%
2位:0円 18.6%
3位:3000円〜5000円未満 18.3%

 
男性の平均は8768円、女性の平均は1万2254円でした。1位を見る限り、男性の4人に1人は「誕生日プレゼントには期待していない」ということになりそうです。男女でプレゼントに期待する金額が4000円ほど違うという事実は、男女の記念日に対する思い入れの違いにも関係していそうです。
 
ちなみに、「パートナー(恋人や配偶者)の誕生日に自分が渡すプレゼントにかけてもいいと思う金額」については、男性の平均が1万530円。女性の平均が1万237円でした。自分が出す金額については、男女でそこまで差がないというのもおもしろいですね。
 

友人からもらう誕生日プレゼントに期待する金額は?

では、友人からもらう誕生日プレゼントにはどれくらい期待しているものなのでしょうか。
 

【自身の誕生日に友人からもらうプレゼントに期待する金額】

1位:0円 30.6%
2位:1000円〜3000円未満 24.4%
3位:3000円〜5000円未満 24.1%

 
平均は2865円でした。パートナーからもらうプレゼントに比べると、がくっと期待値が下がっていますね。確かに友人から高価なプレゼントをもらうと、反対にお返しに困ってしまいそうです。「友人へのプレゼントにかけてもいいと思う金額」の平均は3292円でした。あげるにしてももらうにしても、3000円前後のプレゼントを選ぶのが気楽といえそうです。
 
ちなみに、自分への誕生日プレゼントにかけてもいい金額は、男女でどのような違いがあるのでしょうか。
 

【自分で購入する自分への誕生日プレゼントにかけてもいいと思う金額】

<男性>

1位:0円 43.2%
2位:5000円〜1万円未満 14.4%
3位:3000円〜5000円未満 10.4%

 

<女性>

1位:5000円〜1万円未満 22.0%
2位:0円 21.8%
3位:3000円〜5000円未満 14.2%

 
割合は違うものの「自分の誕生日にパートナー(恋人や配偶者)からもらうプレゼントに期待する金額」と順序が同じになりました。男性の平均は9400円、女性の平均は1万2414円。人からもらうにせよ、自分で買うにせよ、やはり記念日にお金をかけたいと思う気持ちは女性のほうが強いということがわかります。
 
記念日に対する思い入れは、金額もふくめて男女で差があることがわかりました。この認識の差を受け入れつつ、ふたりにとってちょうどいい記念日の祝い方を見つけられるとよさそうですね。
 
※大和ネクスト銀行調べ 記念日に関する意識・実態調査2021
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部