更新日: 2022.05.27 その他暮らし

20~30代は、家計管理も金融サービス利用も投資もスマホでしているの?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

20~30代は、家計管理も金融サービス利用も投資もスマホでしているの?
株式会社クレディセゾン(本社:東京都豊島区)と、株式会社スマートプラス(本社:東京都千代田区)は、ポイント運用サービス利用者4173名を対象に、お金・資産形成に関する調査を実施しました(※1)。
 
みんなはお金の管理はどうしているのか、株式投資などの資産形成をしているのか、気になりますよね。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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若年層ではスマホの家計簿アプリで家計管理をしている人が多い

家計管理や支出管理をどのようにしているか尋ねたところ、40代以上では昔ながらの「家計簿をつけている」のほか、「スマホの家計簿アプリを利用」が同率で34%、「クレジットカード・決済アプリの明細で管理」が27%でした。
 
一方、20~30代では「スマホの家計簿アプリを利用」が55%と、40代以上より21ポイントも高くなっています。逆に、「家計簿をつけている」は22%、「クレジットカード・決済アプリの明細で管理」は20%と低くなっています。
 
金融サービスを新たに利用しようとする場合、どのように行うかという問いには、「スマホからネット経由で手続きをする」と回答した割合は、40代以上が38%に対し、20~30代では53%と15ポイントも高い結果に。一方、「パソコンからネット経由で手続きをする」は、40代以上が36%で、20~30代では26%と低くなりました。
 
若い世代ではスマホから、40代以上ではパソコンから金融サービスを利用する人が多いことが分かりました。
 

若年層はつみたてNISAを利用している人が多い

「NISA」とは、個人で投資しようという人のための税制優遇制度です。毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託などの配当・譲渡益等で収益が出ても、120万円まで非課税対象となります。(※2)
 
さらにその中でも「つみたてNISA」は、少額からの長期・積立・分散投資をしやすいように設けられた非課税制度です。購入できる金額は年間40万円まで、非課税期間は20年間で、購入可能な商品は、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られています。
 
つみたてNISAのことは以前から知っていたか聞いたところ、40代以上では「すでにつみたてNISAを利用している」が35%である一方で、20~30代ですでにNISA(一般NISA)は42%と、7ポイント高くなりました。若年層ではつみたてNISAを利用している人が多いようです。
 
若年層は比較的収入が少なく、積み立てる時期を長期的に確保できることから、少額でのつみたてNISAを選択していることがうかがえます。
 

資産形成の目的は老後の生活資金作りのほか、楽しみとして投資する人も

投資・資産形成の目的を聞いたところ、40代以上では「老後の生活資金作り」が64%を占めました。
 
20~30代では「老後の生活資金作り」は43%にとどまり、「給与だけでは不安」(11%)、「生活費の足し」(10%)とお金を増やしたいというほかに、「投資が楽しい」(15%)、「NISA、つみたてNISAなどの制度を利用するため」(11%)というように、制度を利用しお金を増やすことを楽しみたいと考えているようです。
 
利用したい投資ランキングをみると、20~30代の1位は「スマホで簡単に投資ができる」(61%)、2位「ポイントで投資ができる」(60%)、3位「投資に対するポイントなどの還元」でした。40代以上は、1位と2位が逆転し、「ポイントで投資ができる」が最も利用したい投資となりました。
 
以上の結果から、20~30代の若年層ではスマホアプリで家計管理し、スマホから金融サービスを開始し、スマホで簡単に投資をしたいと思っていることが分かりました。
 
スマホさえあれば資金作りや管理まで、お金に関することは何でもできそうですね。
 

出典

※1:株式会社クレディセゾン 【若年層の半数以上がスマホで支出管理・資産運用を実施】ポイント運用ユーザーのお金・資産形成に関する調査
※2:金融庁 NISAとは?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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