旅行や出張前にPCR検査を受けた場合、費用はどのくらいかかる?

配信日: 2022.06.14

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旅行や出張前にPCR検査を受けた場合、費用はどのくらいかかる?
新型コロナウイルスの感染報告が全国で相次ぐ昨今、旅行や出張など、社会活動で都道府県をまたぐ移動をする場合、PCR検査の実施が奨励されています。そこで気になるのがPCR検査にかかる費用の問題です。
 
気になる人も多いであろうPCR検査について解説します。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

PCR検査とは

PCR検査とは、新型コロナウイルスに感染しているか否かを測定する手法です。ウイルスの遺伝子を増幅して検出するため、少ないウイルス量でも迅速に精度の高い検査が可能な手法となります。
 
現在では、このPCR検査が標準的な検査方法として、多くの機関で実施されています。
 

PCR検査はどこで受けられる?

PCR検査は全国にある医療機関などで受診することができます。大抵の場合、お住まいの近くで実施している医療機関が見つかります。しかし、全ての医療機関でPCR検査を受けられるというわけではありません。
 
医療機関でPCR検査をお願いする前に、各都道府県などが公開しているリストを確認したり、実際に電話で問い合わせたりするなどして、実施しているかどうかを確認することが必要です。
 
事前の確認なく医療機関へ出向いてしまうと、かえって新型コロナウイルスの感染拡大を助長してしまう恐れもあるからです。また、医療機関によっては、PCR検査の実施には事前予約が必須とされている場合もあるため、注意が必要です。
 

PCR検査の費用はどれくらい?

PCR検査の費用は現在、発熱などで感染が疑われる場合は、行政検査の対象として無料で受けられるようになっています。
 
また、自治体にもよりますが、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、感染が疑われる状況ではない方が希望して行うPCR検査も無料で受けられることもあります。東京都の場合、令和4年5月22日ないし令和4年6月30日まで、PCR検査を無料で受けられるようになっています。
 
具体的にはワクチン・検査パッケージ制度や飲食、イベント、旅行・帰省などの活動に際して、陰性の検査結果を確認する必要がある無症状の方などは令和4年6月30日まで、無症状ではあるが、感染している可能性に不安を抱える方や、あらかじめ感染不安を解消しておきたい事情がある方は令和4年5月22日まで、PCR検査を無料で受けられるようになっています。
 

PCR検査で陽性となった場合どうなる?

旅行や出張前に受けたPCR検査で陽性反応があり、新型コロナウイルスに感染していることが判明した場合、旅行や出張に行ってはいけません。
 
陽性反応が出た場合、保健所や医療機関の判断に従って、自宅療養ないし宿泊療養、または入院治療となります。たとえ無症状であったり、体調面で問題がなかったりしたとしても同様です。
 
陽性反応のあった方が移動してしまうと、感染拡大を助長させてしまうことになります。陽性反応が出た場合は保健所などの指示に絶対に従い、旅行や出張を中止して療養に専念するようにしてください。
 

PCR検査は無料で受けられることがほとんど

現在、PCR検査は、東京都をはじめ多くの自治体において無料で受けられるようになっています。新型コロナウイルスが猛威を振るう中、安全に社会活動を行うためにも、旅行や出張前にはPCR検査を受けておくことが大切です。
 
PCR検査について気になることがあれば、最寄りの保健所やPCR検査を実施している医療機関へご相談ください。
 

出典

一般社団法人日本疫学会 新型コロナウイルス感染予防対策についてのQ&A
東京都 新型コロナウイルスPCR等検査無料化のご案内
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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