更新日: 2022.06.15 その他暮らし
私の会社「ブラック企業」かも…あなたの会社はいくつ当てはまる?
しかし、厚生労働省ではブラック企業についての明確な定義はなく、判断が難しいものです。
そこで、この記事ではブラック企業の特徴について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
ブラック会社の特徴7選
ブラック企業にはどのような特徴があるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
・残業が多い
労働基準法によると「週に40時間以上社員を働かせてはならない」という決まりがあります。1日の勤務時間が8時間だと仮定すると、1週間に5日の労働が限度です。この労働時間を超える勤務を強制する場合は、ブラック企業の可能性があります。
・残業代が支払われない
ブラック企業に多いのが、管理職手当を理由にして残業代を支払わないケースです。いわゆる「名ばかりの管理職」であり、責任だけ押し付けて見合った対価を与えず仕事をさせる企業も少なくありません。こうした企業は悪質といえるでしょう。
・年間休日数が105日以下
企業は1日8時間労働、週5日勤務のケースが多いでしょう。この場合、従業員は1年間で最低でも105日は休まなければならない計算です。しかし、この105日よりも休日が少ない場合は法律違反となります。
・有給や代休がない
従業員の権利である有給休暇をとらせてもらえないのも、ブラック企業の特徴です。また、休日出勤をして働いたにもかかわらず、代休がとれないケースもブラック企業の可能性があるでしょう。
・パワハラやモラハラが横行している
ブラック企業では高圧的な態度で相手を萎縮させたり、理不尽な要求をしたりするなど、パワハラやモラハラが横行しがちです。わざわざ大勢の前で怒鳴りつける、仕事を教えてもらえないといったケースもあります。
・一方的な理由で給与を減らされる
経営難など企業側の一方的な理由で給与を減額する場合も、ブラック企業の可能性があるでしょう。
・常識を逸したペナルティが科される
目標のノルマに到達しなかった場合に罰金がある、無理矢理商品を買い取らせるなど、常識を逸したペナルティが設定されているところはブラック企業と考えられるでしょう。また、やむを得ず病気で働けない場合などに労働を強いる会社も、ブラック企業の可能性があります。
ホワイト企業に転職するためのポイントは?
自分の会社がブラック企業だと気付いたときに、転職を考える人もいるでしょう。転職の際にブラック企業を避けるためには、どうすれば良いのでしょうか。そこで、ここではホワイト企業を見極めるためのポイントを紹介します。
・視野を広げて会社を選ぶ
有名企業だからといって、ホワイト企業とは限りません。規模やネームバリューだけに注目せず、中小企業もチェックするなど視野を広げて会社を選びましょう。
・入社前に条件面をよく確認する
ホワイト企業を見極めるためには、条件面のチェックが重要です。年間の休日日数は120日以上を目安にすると良いでしょう。また、福利厚生などもチェックしておくことがおすすめです。
・面接担当者の対応をチェックする
面接の際に応募者への配慮が足りなかったり、ずさんな対応をしたりする場合、ブラック企業の可能性があります。応募者に丁寧な対応をする企業は、従業員を大切にする風土であり、ホワイト企業の可能性が高いでしょう。
キャリアのために働く環境を見直してみよう
ブラック企業に明確な定義はありません。それに、もしもブラック企業の特徴に当てはまったとしても、人によって良し悪しはそれぞれです。自身と企業の相性を見極め、快適に働ける環境を探すことが重要といえます。
もしも「現在の職場で働くことがつらい」「ブラック企業から抜け出したい」という場合は、無理せず転職を考えてみてはいかがでしょうか。
出典
マイナビAGENT ブラック企業に転職しないために。ホワイト企業の探し方のコツ
HITACHI ブラック企業の特徴とは? ホワイト企業との違いを解説
厚生労働省 「ブラック企業」ってどんな会社なの?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部