
プレーヤーは収穫した物を「ベル」というお金に換えて暮らしを豊かにしていきますが、最初の家の建築費用はなんとコーヒー490杯分です。一体、物価はどのようになっているのでしょうか。詳しく解説していきます。

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お金がなくても家を建てることができる
「あつ森」ではプレイを始めてから最短2日目に家を建てることができます。どのような流れで家が建つのでしょうか。
・お金がなくても家が建つ
「あつ森」で家を建てるときは、フルローンで代金は後払いです。コーヒー490杯分で家が建てられると書きましたが、実際はお金を持っていなくてもたぬきちに家を建てる「提案」さえしてもらえば家を建てることができます。提案してもらうには、島で5000マイル分の経験を積めばよく、プレイ初日に提案してもらうことも可能です。家を建てると決めると、翌日の朝5時にこぢんまりとした家が完成します。
最初の家は荷物を20点を収納できる小さな家で、プレーヤーは9万8000ベルのローンを抱えます。ゲームを始めた段階で9万8000ベルをためるのは大変そうに見えますが、魚や虫を捕まえて売れば容易に払える額です。
例えば、海でよく釣れるスズキは、400ベルで売ることができます。つまり、245匹スズキを釣ればよいのです。またタイは1匹あたり3000ベルで売れます。虫であれば、モンシロチョウは1匹160ベルですので、613匹捕まえて売れば9万8000ベルを超えます。
・最終的にかかる費用は806万6000ベル
ローンを完済しますと、新たなローンを組んでプレーヤーは家を増築できます。増築は全部で7段階あり、最終的には2階と地下がある、総部屋数6の家が完成します。増築費用は回を重ねるごとに高くなり、すべてのローンを完済した時点で家にかかる費用の総額は596万6000ベルです。
なお、ローン完済後は収納のみを広げる工事ができ、収納数を最大にするには別途210万ベルがかかります。そのため、トータルで家にかかる費用は806万6000ベルです。なお、日本で注文住宅を建てた場合の建築費用は、平均3454万円。「あつ森」の世界だと日本の4分の1ほどの価格で立派な家を建てることができるのです。
1杯200ベルのコーヒーを飲むまでが長い
最初の家が9万8000ベルで建つのに対し、博物館の中にやがてオープンする「喫茶ハトの巣」でコーヒーを飲むのには、200ベルがかかります。しかし、最初の家を建てる段階では喫茶店はオープンしていません。
喫茶店をオープンさせるためには、たぬき開発のオーナーである「たぬきち」に島でとれた虫や魚を5匹渡し、島に「フータ」を呼ぶ必要があります。その後も博物館を建設するためのミッションや、博物館に美術館を併設するためのミッションをクリアしないと「喫茶ハトの巣」はオープンできません。
日本では当たり前のように喫茶店でコーヒーを飲めますが、「あつ森」ではコーヒー1杯を飲むためにプレーヤーがある程度努力しなくてはならないのです。
マイホームは安いがコーヒーは高いかも
「あつ森」で立派なマイホームを建てるには総額806万6000ベルが必要です。新築の段階ではコーヒー490杯分の費用で済みますが、増築に多くのお金が必要になります。日本で注文住宅を建てるのにかかる費用の4分の1ほどで済む計算です。一方、コーヒー1杯を飲めるようになるには相当の労働が必要になります。家の建築費用こそ安いですが、決して楽な暮らしができるわけではないようです。
出典
徳間書店 あつまれ どうぶつの森 & ハッピーホームパラダイス・大型アップデート全対応 最終完全攻略本+究極超カタログ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部