更新日: 2022.10.31 その他暮らし
今の時期おいしい「焼き芋」。もっともよく食べている年代は? 買う場所は? 気になるさつまいもの価格もチェック
本記事では、焼き芋の喫食状況やさつまいもの価格など、焼き芋にまつわる調査結果を紐解いていきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年代関係なく愛される焼き芋! 意外と年中食べられているという事実
まず、国分グループ本社株式会社が発表した「焼き芋の食べ方や購買行動の調査」の結果を見てみます。この調査は、全国の男女1829名を対象に行われたもの。日常生活のなかで焼き芋を食べるという人は、どれくらいいるのでしょうか。
●はい 83.8%
●いいえ 16.2%
80%以上の人が日常的に焼き芋を食べていることがわかります。年代別に見てみても、30代以上はすべて80%台と高い割合になりました。20代以下のみ80%を下回りましたが、それでも77%と高い数値になっています。クセがなく食べやすい焼き芋は、幅広い年代に愛されていることがわかりますね。
焼き芋を食べる時期(複数回答)については、1位が「冬」で86.6%とダントツのトップ。その後「秋」(69.5%)、「春」(25.2%)と続き、「夏」は16.4%にとどまりました。
やはり温かくほっこりしたものが恋しくなる秋冬に重宝されているようですが、夏でもそれなりに食べられているという結果に。食物繊維やビタミンも豊富なさつまいもを原料としているため、健康のためにと年中食べている人も少なくないのかもしれません。
焼き芋は買う派? 家で焼く派?
オーブンレンジやトースターなどがあれば、家でも簡単につくれる焼き芋。すぐに食べられる状態の商品を買う派と、家でさつまいもを焼く派、どちらが多いのでしょうか。
●外で買う 61.4%
●家でつくる 38.6%
すでに調理されたものを買う派が60%を超えました。年代別に見ると、買う割合がもっとも高かったのは30代で67%。いっぽうで買う割合がもっとも低かったのは、20代以下の52%でした。
節約の目線から見ると、「さつまいもを焼く」という手間だけで済むため、調理済みのものはちょっぴり割高に感じてしまうことも。屋台などで焼き芋の価格を見て買うのをためらってしまった……なんて経験がある人もいらっしゃるのでは?
専門店よりスーパーで買う人多数! 原材料のさつまいもの価格は?
全体では家で焼くより店で買う人のほうが多いということがわかりましたが、ではみなさんどこで焼き芋を買っているのでしょうか。
1位:スーパーマーケット 84.7%
2位:焼き芋専門店(固定店舗) 17.5%
3位:焼き芋専門店(移動式屋台) 13.0%
4位:コンビニエンスストア 8.9%
5位:道の駅/お土産店 8.2%
圧倒的にスーパーで買う人が多いようです。焼き芋専門店という人もそれなりにいますね。たしかにスーパーでは、おやつにちょうどいいサイズで売られている焼き芋を見かけることがあります。近くを通ると香ばしいにおいがするため、ついつられて買ってしまうという人も少なくなさそう。
ただ、家族分まとめて買ったり、何日か日持ちさせたかったりする場合は、さつまいもを買って家で焼くほうがおトクですよね。なにかと値上げ値上げの昨今ですが、そもそもさつまいもの価格はどうなっているのでしょうか。総務省統計局の小売物価統計調査をチェックしてみましょう。
●札幌市 709円
●仙台市 568円
●水戸市 361円
●東京都区部 611円
●名古屋市 545円
●大阪市 785円
●鳥取市 936円
●徳島市 556円
●福岡市 622円
●大分市 879円
●鹿児島市 427円
●那覇市 854円
いくつかの都市をピックアップしてみました。さつまいもといえば、鹿児島産や茨城産のものを多く見かけますよね。価格からもわかるように、名産地のほうが小売価格も安いようです。特に茨城県水戸市の361円は、統計に記載されている都市(都道府県庁所在市及び人口15万以上の市)のなかで最安値でした。
逆にもっとも高かったのは、鳥取市の936円。水戸市と比較すると、2.5倍ほどの差になります。物流の関係なのか県民の食生活によるものなのか詳しい理由はわかりませんが、地域でここまで差があるのは興味深いですね。
今はさつまいもの旬まっただ中!お安く手に入れられるときに購入して、おうちでほっこりおいしい焼き芋を楽しみたいものですね。
出典
国分グループ本社株式会社 焼き芋の食べ方や購買行動の調査(PressWalker)
総務省統計局 小売物価統計調査(動向編)2022年9月
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部