更新日: 2022.12.06 その他暮らし
購入する前にまずはサンプル派が「約3割」!コスメ系はお試し率が高い? ひと月の化粧品代は「4500円」
そんなちまたのサンプル事情をチェックしてみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
購入前にサンプルを! 上位アイテムは化粧品類が独占
eBay Japan合同会社が発表した、商品のお試しに関する調査結果を見てみます。この調査は、全国の20~30代の働く独身女性500名を対象に行ったもの。
買い物をする際、サンプルやお試しの使用感を重視する人はどれくらいいるのでしょうか。
1位:ネット上のレビュー・口コミ 52.6%
2位:SNSの一般人による投稿 35.4%
3位:友人・知人の感想 34.4%
4位:テスター・サンプルの使用感、試食・試着しての感触 31.8%
5位:店頭の掲示物 20.4%
上位5つはこのような結果に。サンプルを重視する人はおよそ30%でした。ネットでの買い物が便利なこの時代、レビューや口コミを重視する人がもっとも多いのですね。
口コミで商品を絞り込んでサンプルの使用感で最終決定を下す、という流れが多そうです。このランキングを見る限り、企業側のCMはインフルエンサーを起用したSNSが一番消費者に刺さっているともいえそうです。
買う前にサンプルを使う商品はどのようなものが多いのでしょうか。
1位:コスメ 53.0%
2位:基礎化粧品 43.8%
3位:シャンプー・トリートメント 36.8%
4位:日焼け止め 34.2%
5位:クレンジング 33.8%
上位5つはすべて化粧品関連でした。人によってはパッチテストが欠かせないため、お試し必須のジャンルなのかもしれません。
洋服や靴なども試着が重要ではありますが、いずれも20%台。ちまたの女性が、肌に直接塗るようなアイテムのサンプルをどれだけ重視しているかがわかりますね。
ちなみに、サンプルを使用せずに買って後悔してしまったというリアルな声も。
「試さずに買った口紅が似合わず、使わずにしまっている」「ヘアオイルのベトベトが想像以上に強く、髪がぺったんこになった」など、サンプルがあるなら試したほうがいいというケースも多そうですね。
ちょっと試してみるつもりが……つい買ってしまった人も70%超
サンプルで試せるならなんでも試してみたいという人も多いでしょう。「どんな商品も、試せるのであればしたいですか」という質問に対し、「そう思う」計はおよそ75%。
ただ、なんでもかんでも試していると支出が増えるというデメリットもあるかもしれませんね。
・何度もある 46.1%
・一度ある 26.8%
・一度もない 27.1%
なんと、70%以上の人が「特に買うつもりはなかったのに、サンプルを使ってみたらなんかよかったから買ってしまった」と回答。
自分に合うステキな商品と出合えたことは喜ばしいですが、想定外の支出に見舞われるというのはちょっとしたアクシデントですね。
年収の2%が化粧品代に? 1ヶ月の化粧品代、独身・既婚でおよそ500円の差が
さて、そんな女性たちの1ヶ月の支出はどうなっているのでしょうか。
サンプル利用の多い化粧品に絞って見てみましょう。薬事法ドットコムが発表した調査結果をチェックします。この調査は、20~60歳の女性(平均36.5歳)400名を対象に行われたものです。
・独身女性:4935円
・既婚女性:4401円
全体平均は4576円。独身・既婚で534円の差が出ていますね。未婚女性のほうが、自分にかけられるお金に余裕があるのでしょうか。これを年に換算すると、独身女性の年収の2.1%、既婚女性の世帯年収の0.8%が化粧品代に消えていっているのだとか。
ちなみに、化粧品代に美容院代や美容サプリ代などを加えた美容代を見てみると、以下のとおりです。
・独身女性:1万688円
・既婚女性:8782円
全体平均は9407円。なかなか重い金額になってきました。これも年に換算すると、独身女性の年収の4.4%、既婚女性の世帯年収の1.7%になるのだとか。
されど美容代、たかが美容代。こう考えると、できる限りサンプルで自分に合うものを見つけた上で、失敗のない買い物をしたいという気持ちになることも納得できますね。
出典
eBay Japan合同会社 商品のお試しに関する調査(@Press)
薬事法ドットコム 化粧品の平均購入金額と購入場所アンケート調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部