大瀧詠一の歌詞のように「渚をディンギー」で滑りたい! 海に小型ヨットを持つには、一体どれくらいお金がかかる?
配信日: 2023.01.02
ディンギーというのはキャビン(船室)がない小型ヨットのことで、「君は天然色」の中にはディンギーを操船する姿がイメージとして描かれています。
ところで、ディンギーを持つにはどのくらいのお金が必要なのでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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大瀧詠一ってどんな人?「君は天然色」についても紹介
大瀧詠一(おおたきえいいち)は、ポップミュージックの作詞・作曲、歌手、音楽プロデューサーなど多彩に活動したアーティストです。
大瀧詠一(1948〜2013年)は上京後の1970年に、細野晴臣、松本隆、鈴木茂らとロックバンド「はっぴいえんど」を結成します。72年の解散後にはソロ活動を開始しし、プライベートレーベル「ナイアガラ」を設立。ソロ活動と並行して、有名歌手、映画、ドラマ、CMなどへも楽曲を提供します。時を経ても色あせず、幅広い世代に聴き継がれているのが大瀧サウンドの特徴です。
・「君は天然色」ってどんな曲?
「君は天然色」(作曲/大瀧詠一作詞/松本隆)は、1981年にリリースされたアルバム「A LONG VACATION」に収録されるとともに、シングルとしても同時発売された大瀧詠一の代表曲の一つです。
最近では、映画「私をくいとめて」の劇中歌や劇場編集版アニメ「かくしごと―ひめごとはなんですか―」のエンディングテーマとしても使われています。
ディンギーってどんなヨット?持つにはいくら必要?
大瀧詠一の「君は天然色」の歌詞にあるディンギーは1人か2人で操船する小型ヨットの1種で、マスト(帆柱)とセイル(帆)の違いによって3種類に分けられています。
・ディンギーの仕組み
ディンギーのエネルギーは風です。セイルが風を受けることで前進するため、スピードを出すためには風をうまく捉える技能が要求されます。
・ディンギーの操船方法
ディンギーのクルー(乗組員)は船べりに腰を掛けた状態で、セイルを調整するためのメインシートラベラー(ロープ)と、進行方向を調整するためのティラー(舵取り棒)の操作が必要です。
・ディンギーの種類
ディンギーには、ガフ・リグ、キャット・リグ、スループ・リグの3種類があります。
ガフ・リグは、マストを低めにしてガフ(支え棒)でセイルの上部を吊っているタイプのディンギーです。タイプとしては古く、ジュニアの練習艇として盛んに用いられています。
キャット・リグは、マストが1本でセイルも1枚のディンギーです。艤装と呼ばれる装備がシンプルなため、1人での操船にも適しています。
スループ・リグは、マストが1本でセイルが2枚のディンギーです。2人で操船するケースが多く、キャット・リグよりスピーディーな走行が楽しめます。
・ディンギーを持つための費用
「君は天然色」の中で登場するのはキャット・リグと推測されます。大手メーカーが販売しているキャット・リグの価格は66万円程度です。なお、当価格は本体と安全備品類や進水諸経費といった法定安全備品類などの合計で、オプション品や運賃と回航費は含まれていません。
また、キャット・リグの保管場所を借りる場合は、入会金5万5000円、月額1万5000円程度の料金がかかります(大手メーカーが運営する艇庫の場合)。
ディンギーを持つなら初期費用として100万円くらいは用意しておこう
大瀧詠一のヒット曲「君は天然色」に登場するディンギーは、キャビンのない小型ヨットのことです。
ディンギーには3種類ありますが、「君は天然色」の歌詞のように1人で操船するなら、装備がシンプルなキャット・リグが向いています。
大手メーカーが販売しているキャット・リグは66万円程度ですが、その他の経費を考えると初期費用に100万円くらいは必要になるかもしれません。
出典
YAMAHA ヨットの種類
YAMAHA シーホッパーII
ヤマハヨットスクール ヨット保管
ORICON NEWS 君は天然色の歌詞
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部