更新日: 2023.01.13 暮らし

領収書の宛名は空白でも大丈夫? 自分で書いてもOK? 「上様」って何のこと?

領収書の宛名は空白でも大丈夫? 自分で書いてもOK? 「上様」って何のこと?
うっかりと、領収書の宛名を店員に書いてもらい忘れた経験はないでしょうか? 通常はお店側から確認がありますが、特に何も聞かれず空白のまま渡されてしまうこともあります。

この記事では、領収書の宛名が空白の場合、何か問題があるのか、自分で書いてもいいのか、よくみる「上様」とは何かなど、領収書にまつわる疑問を解決します。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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領収書の宛名は空白でもいい?

領収書は、物を買ったときやサービスを受けた場合に、お金を支払った公的な証明書類として受け取るものです。ビジネス上、経費計上などの税務処理に必要となります。
 
本来は宛名、取引年月日、取引金額、発行者名、但し書き(取引内容)がすべて記載されていることが必要です。金額が高額の場合は、印紙の貼付も必要となります。そのため、基本的には領収書の宛名は、お金を受け取る側である発行者に記載してもらうべきものです。
 
しかしながら、税務調査で宛名のない領収書が問題になることはほぼありません。消費税法上の取り扱いとしては、支払金額が3万円未満の場合と、小売業、バスや鉄道などの旅客運送業、飲食業、旅行関連事業、駐車場業からの領収書の場合は、領収書の宛名がなくても法律上は認めてもらえます。
 
それならば、ちょっとしたレシートや領収書であれば、宛名などそれほど気にしなくていいように思えませんか? しかし法律上は問題がなくても、実務上で不備のある書類が多いと、何かとトラブルを招くことになりかねません。
 
特に高額な取引の領収書の場合には注意が必要ですが、日頃から必要事項が全て記載された領収書を受け取るようにしておくことが、つまらない負担を増やさない秘訣です。
 

領収書の宛名は自分で書いても大丈夫?

領収書の宛名を書いてもらうことを忘れてしまった場合は、空白のままでも問題のない場合が多いため、そのまま経理担当者に渡しても大丈夫でしょう。
 
しかし、もしも会社の規定として認めてもらえなかった場合は、面倒でも再度お店を訪問して領収書を書いてもらう必要があります。自分で記入してしまうと、公的な証明書類である領収書の改ざんにあたり、文書偽造とされてしまうので注意しましょう。
 

領収書の宛名によく見かける「上様」って何?

領収書の宛名は、正式名称で記載するのが基本ですが、会社名の代わりとして尊敬の念を込めた呼び方であり、上得意の顧客を意味する「上様(うえさま)」と記載する慣習があります。
 
レジが混んでいるとき、急いでいるとき、会社の正式名称の説明が面倒なときなど、「宛名は上様で」とお店の人に頼む人も少なくありません。
 
税法上、特に宛名が必要ないような領収書だと分かっている場合や、会社の規定で宛名が「上様」でも受領してもらえる場合などは、特に問題はないでしょう。
 
ただし、公的書類としての効力はやや劣ってしまうことは間違いありません。可能な限りは宛名にはきちんと個人の氏名や会社の正式名称を記載してもらいましょう。同じ理由で、但し書きを「品代として」と書いてもらうことがありますが、こちらも具体性がないため好ましい書き方ではありません。
 

領収書は公的な証明書類! 可能な限り略さずに記載してもらおう

領収書に宛名がないなどの不備があっても、税法上では特に問題視されることはあまりありません。しかし、書類に不備のない会社と、問題はないものの書類が不備だらけの会社とでは、信頼性が大きく変わってくるものです。
 
日頃から完璧な領収書を受け取るクセをつけておくことで、不要なトラブルの種を生まずに済むことは間違いないでしょう。
 

出典

一般社団法人東京法人会連合会 領収書の宛名

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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