更新日: 2023.04.06 その他暮らし
マイナポイント「最大2万円分」の申込期限は9月末まで。全額もらう条件を改めて解説
今回は、マイナポイント第2弾で2万円分のポイントをもらう条件や、申し込み方法を紹介します。さらに、マイナンバーカードで懸念されがちな安全面についても解説するので、すでにマイナンバーカードを取得している人も、これから申請する人も、ぜひチェックしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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マイナポイント第2弾とは?
マイナポイントは、マイナンバーカードの普及や活用を促進させるために、QRコード決済や電子マネーといった、キャッシュレス決済サービスで利用できる各種ポイントを付与する事業です。
マイナポイント第2弾では、マイナンバーカードの新規取得に加えて、マイナンバーカードの健康保険証としての利用申し込み、公金受取口座の登録を行った方にもそれぞれポイントが付与され、合わせて2万円分のポイントがもらえます。
【図表1】
対象者 | 付与されるポイント数 | |
---|---|---|
1 | マイナンバーカードの新規取得者等※ | 対象キャッシュレスサービス利用額の25% (最大5000円分) |
2 | 健康保険証としての利用申し込みを行った方 | 7500円分 |
3 | 公金受取口座の登録を行った方 | 7500円分 |
※マイナポイント第1弾の申し込みを行っていない方を含む
マイナポイント第2弾で2万円分のポイントをもらえるのは、上記1~3のすべてに該当する方です。すでにマイナポイント第1弾でマイナポイントをもらっている方は、1はポイント付与の対象外となります。
2万円分のマイナポイントをもらうための手順
2万円分のマイナポイントをもらうためには、以下の手順で申し込みましょう。
STEP1:申し込み前の準備
・マイナンバーカード
・数字4桁のパスワード(暗証番号)
・決済サービスのIDとセキュリティーコード
STEP2:申し込み方法の選択
・支援端末 ※
・ご自身の端末(スマホ、パソコン)
STEP3:マイナポイントのトップ画面を表示
STEP4:マイナンバーカードの読み取り
STEP5:数字4桁のパスワードを入力
STEP6:ポイント付与の対象施策(上表1~3)を選択
STEP7:ポイントを受け取る決済サービスを選択
STEP8:決済サービスの情報を入力
STEP9:利用規約への同意
STEP10:申し込み完了
STEP11:公金受取口座の登録(ご自身のスマホやパソコン、または自治体の端末で登録可能)
※ショッピングセンターや公共施設など全国約7万カ所に設置されている端末(パソコン、ATM、マルチコピー機など)のこと
端末ごとの詳しい申請手順は、マイナポイントの公式サイトに掲載されています。
また、端末の種類によって申し込める決済サービスが異なるので、事前にマイナポイントの公式サイトなどでチェックしておくことをおすすめします。
マイナンバーカードのセキュリティー面は大丈夫なの?
マイナンバーカードの健康保険証としての利用、公金受取口座の登録は、マイナポイント第2弾で新たに登場した施策です。それぞれの施策には図表2のメリットがあります。
【図表2】
健康保険証としての利用 | 公金受取口座の登録 |
---|---|
・より良い医療を受けられる (より多くの情報に基づいた診断、重複投薬の回避など) ・役所での手続きなしで窓口での限度額以上の支払いが不要になる ・確定申告の医療費控除の手続きが簡単になる |
・預金口座を登録しておくことで、緊急時の給付金、年金、児童手当、所得税の還付金等を受け取る際の、口座情報の提出や通帳の写し等の添付等が不要になる |
このようにマイナンバーカードと健康保険証・預金口座をひもづけることで便利になる反面、安全性を気にされている方は少なくないでしょう。
総務省の見解によると、マイナンバーカードでは以下のセキュリティー対策がとられているため、万が一紛失したとしても、第三者が悪用できない仕組みになっているとのことです。
●顔写真入りのため、対面でのなりすましやマイナンバーの不正利用は困難
●ICチップには税金や年金などプライバシー性の高い個人情報は入っていない
●紛失・盗難の場合は、24時間365日体制で一時利用停止できる
●アプリごとにパスワードを設定し、一定回数間違えるとロックされる
●不正に情報を読みだそうとするとICチップが壊れる
まとめ
冒頭でお伝えしたとおり、マイナポイントの付与対象となるマイナンバーカードの申請期間は2023年2月末で終了していますが、それまでに申請を済ませていれば、マイナポイントの申請は2023年9月末まで可能です。
マイナンバーカードを申請・取得したけれど、まだマイナポイントをもらっていない人は、今回紹介した方法で申請してお得にポイントをもらいましょう。
マイナンバーカードの安全性を不安視している方もいるかと思いますが、不正利用できないよう、さまざまなセキュリティー対策がとられています。
もちろん、申請は義務ではありませんが、今後は日常生活の中で利用できるシーンが広がっていくものと予想されます。
まだ申請されていない方は、まずはマイナンバーカードの利便性や安全性を知るところから始めてみませんか?
出典
政府広報オンライン マイナポイント第2弾!ポイント申込期限は2023年9月末まで!
総務省 マイナンバーカードの健康保険証利用
デジタル庁 公金受取口座登録制度
総務省 安全!マイナンバーカードの高いセキュリティ性
※ 2023/4/6 記事を一部、修正いたしました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部