更新日: 2023.04.04 その他暮らし

いつかは迎えるペットとのお別れ「火葬」「お墓」「葬儀」の費用について

いつかは迎えるペットとのお別れ「火葬」「お墓」「葬儀」の費用について
家族同然のペットとも、いつかはお別れするときが訪れます。
 
株式会社PLAN-Bが運営する「INUNAVI(いぬなび)」が実施した「愛犬の葬儀」についてのアンケート調査では、亡くなった愛犬の「葬儀をした」人は63%、現在犬を飼っている人のうち46%が、「葬儀をする予定」であると回答しています。
 
人間よりも寿命が短い、愛するペットの最期のセレモニーについて、そのときを迎える前に考えておきませんか?
 
本記事では、ペットの葬儀場や火葬費用の相場、お墓について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

ペットの葬儀場|もっとも多いのはペット葬儀会社

ペット葬儀事業などに取り組む株式会社サンセルモが実施した「ペットの家族化に関する意識調査」[サンセルモsorae調べ]によると、ペットを「家族(ヒト)と全く同等」「家族(ヒト)が優先ではあるが、ほぼ同等」の存在であると答えた割合は72.9%。さらに、33.6%がペットの「葬儀方法を決めている」と回答しています。
 
株式会社PLAN-Bが運営する「INUNAVI(いぬなび)」の調査では、葬儀場として、ペット葬儀会社を選択する人がもっとも多いという結果になりました。
 
【図表1】


 
※株式会社PLAN-B「INUNAVI(いぬなび)」インターネット調査「愛犬の葬儀について」より筆者作成
 
また、葬儀・供養の形態として多いのは「個別葬儀」(57.8%)、次いでほかのペットたちと一緒に行う「合同葬儀」(23.8%)、「自宅で埋葬」(18.4%)となっています。
 
一方、葬儀を選択しなかった場合の供養方法は、以下のとおりです。
 
【図表2】

 
※株式会社PLAN-B「INUNAVI(いぬなび)」インターネット調査「愛犬の葬儀について」より筆者作成
 
火葬のみの受け付けが可能な葬儀場で火葬を済ませ、遺骨を庭に埋葬したり、自宅で大切に保管したりするケースもあるようです。
 

ペットの火葬費用|相場と体重別の費用について

「INUNAVI(いぬなび)」のアンケートでは、ペットの葬儀費用について、回答者のうち約37%が「2万1円~4万円」、25%が「1万円以内」と回答しています。
 
ペット葬儀業者では、ペットの体重別に葬儀費を設定しているケースが多く、葬儀スタイル(個別・合同)によって費用が異なります。
 
【図表3】

体重 個別葬儀 合同葬儀
2kg~5kg 2万2000円 1万8700円
5kg~10kg 2万5300円 2万2000円
10kg~15kg 3万800円 2万7500円
15kg~20kg 3万6800円 3万3000円
20kg~25kg 4万700円 3万7400円
25kg~30kg 4万6200円 4万2900円
30kg~35kg 5万2800円 4万9500円
35kg~40kg 5万9400円 5万6100円
40kg以上 6万6000円 6万2700円

※筆者作成
 
図表3の価格は、体重別葬儀費用の一例です。ただし、火葬可能なペットの種類や品種を細かく定めている業者もあるため、自身のペットを受け入れてもらえるか、事前に確認しておくとよいでしょう。
 

お墓は必要? ペットの供養について

亡くなったペットのお骨については、「INUNAVI(いぬなび)」のアンケートでは、「自宅で手元供養」する人がもっとも多く、「ペット霊園でお墓を用意」すると回答した人は3.9%にとどまりました。
 
【図表4】


 
※株式会社PLAN-B「INUNAVI(いぬなび)」インターネット調査「愛犬の葬儀について」より筆者作成
 
ペット霊園におけるお墓のスタイルは、墓石を建てるものからロッカー式の個別墓までさまざまです。近年では、ペットと一緒に入れるお墓や、ペットの納骨を許可する霊園も増えています。
 

大切なペットに幸せな最期を迎えさせるために備えよう

ペットの葬儀を行う飼い主は、年々増え続けています。しかし、火葬や骨つぼの保管に関するトラブルなどの報告が寄せられているのも事実です。
 
家族同然のペットを、責任を持って見送ってあげられるよう、一緒に過ごしているときから、火葬や供養の準備を少しずつ始めましょう。
 

出典

・株式会社PLAN-B INUNAVI(いぬなび) 愛犬の葬儀について
・株式会社サンセルモ sorae ペットの家族化に関する意識調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集