更新日: 2023.04.05 その他暮らし
わが家に「お猫様」をお迎え! キャットフードは高いものを選ぶべき? 食費の平均は?
本記事では、飼い主がキャットフードにかけるひと月の平均費用や、安いグレードの商品を選ぶメリットとデメリットについて解説しますので、キャットフード選びの参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
猫1匹あたりのひと月の主食フード代は約2900円
一般社団法人ペットフード協会が、令和4年に実施した実態調査によると、猫を1匹飼っている人が1ヶ月にかける猫主食用キャットフードの平均費用は、約2900円でした。一般的には、1ヶ月に2000~3000円が1匹あたりの相場といえるでしょう。主食のほかにおやつ用のキャットフードを与えている飼い主も多く、こちらの平均費用は1匹あたり、1ヶ月に約1400円という結果でした。
安いグレードのキャットフードを選ぶメリット・デメリット
主食として与えるキャットフードは、総合栄養食と記載されているものを選ぶのが基本です。そのうえで、国内外のさまざまなブランドから多種多様な商品が市販されており、1ヶ月分でも1000円程度、もしくはそれ以下の低価格の商品も多くあります。
・メリット
低価格のフードを選べば、当然猫の飼育にかける支出を減らせます。同協会の調べによると、室内飼いの猫の平均寿命は約16歳です。中には、20年以上生きる猫もいます。日々与えるフード代は、猫の生涯必要経費の中で大きな割合を占めるでしょう。猫の年齢によって適切なフードは変わってきますが、価格が低めの商品から選ぶことで、生涯必要経費を下げられる可能性があります。
・デメリット
安すぎるキャットフードは、原材料が粗悪であったり、添加物が多く使われていたりすることも多く、猫の健康へのリスクが懸念されます。フードを選ぶときには、価格だけでなく成分表や原産国もチェックしましょう。猫の健康を損ない、病院の治療代のほうが多くかかってしまっては本末転倒です。
加えて、一般的にグレードの低いキャットフードでは、嗜好(しこう)性を高める目的で猫の好む香料や着色料を多く使っているケースが見受けられます。子猫の頃からこういったフードに慣れさせてしまうと、成猫になってからプレミアムキャットフードに切り替えようとしても食べてくれない場合があります。
予算に無理のない範囲でできるだけ高品質なフードを選ぼう
猫の体調に異変が起きたときに、原因を素早く絞り込むためにも、フードは基本的に決まったものを与え続けるほうがよいでしょう。自分の収入や猫の平均寿命を考えたうえで、この先も無理なく継続して購入可能なグレードのフードを選ぶことが大切です。
しかし、猫の健康への影響も考慮して、あまり安すぎるものは選ばないことをおすすめします。経済的に余裕があるならば、できるだけ高品質で安全なものを選んで与えるに越したことはありません。
キャットフードについては動物病院にも相談しよう
適切なフードは、猫の年齢や体質、種類などによって異なります。グレードの高いプレミアムフードでも、食べた後に頻繁に嘔吐(おうと)・下痢を繰り返す場合には、その猫に合っていない可能性が疑われます。定期的に病院で診察や血液検査を受けて、獣医からフードについての助言をもらうことも、猫の健康を管理するうえでの大事なポイントです。
出典
一般社団法人ペットフード協会 令和4年(2022年)全国犬猫飼育実態調査 猫 飼育・給餌実態と支出
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部