【TOP3】2月にもっとも売れた「車種」は？ 2位はダイハツ「タント」！

新車の購入には100万円以上のお金がかかることも多く、どの車を買うか慎重に見極めている人もいるのではないでしょうか。
 
そこで、今回は一般社団法人「全国軽自動車協会連合会」の資料をもとに、2023年2月の軽四輪車新車販売台数のランキングを紹介します。また、あわせてその車の購入価格についても紹介していくので、軽自動車の購入を考えている人は参考にしてください。

第1位：「ホンダ N-BOX」

第1位に輝いたのはホンダが誇るトールワゴン型軽自動車の「N-BOX」でした。
 
2023年2月の販売台数は1万9652台で、前月比（99.3％）と前年同月比（98.4％）はともに数字を落としていますが、それでも第2位に約1.5倍の差をつけて第1位となっています。N-BOXの希望小売価格は144万8700円～225万2800円（税込）と幅があるのが特徴です。
 
最も安いのは「N-BOXG」で、一般的なグレードになります。
 
一方で最も高いのは、「N-BOX Custom L・ターボ コーディネートスタイル」の4WDで、こちらは上級カスタムグレードという位置づけです。外装のダークメッキ加飾やブラック塗装のアルミホイールがクールでスタイリッシュさを演出しています。
 
また、ターボ車でありながら、WLTCモード燃費は20.2km／Lとそれなりにあるのもうれしいポイントです。軽自動車のハイグレードモデルを探している方に向いています。
 

第2位：「ダイハツ タント」

第2位だったのはダイハツの「タント」で、2023年2月の販売台数は1万2743台でした。
 
前月比こそ88.9％と大きく下落しましたが、前年同月比では142.6％と大きく数字を伸ばしています。前年累計比も160.0％を記録するなど、近年は人気が高まっていることがうかがえます。そんなタントの新車のメーカー希望小売価格は135万3000円～177万1000円（税込）です。
 
最も価格が安いのは、Lグレードの「eco IDLE非装着車（2WD）」となっています。IDLE非装着車であることから燃費はあまりよくない（WLTCモード20.1km／L）ので、燃費を重視する人は通常のLグレード（2WD）を選ぶとよい（WLTCモード22.7 km／L）でしょう。
 
一方で、最も価格が高いのは、Xターボの4WDです。「本革巻ステアリングホイール（メッキオーナメント・シルバー加飾付）」や「TFT カラーマルチインフォメーションディスプレイ」などの搭載によって豪華さが増していますが、その分Lグレードに比べると高くなっています。
 

第3位：「ダイハツ ムーブ」

第3位のダイハツ「ムーブ」は2023年2月に1万41台が販売されました。
 
こちらもタントと同じく、前月比は98.1％と減少していますが、前年同月比では191.7％と大幅にアップしています。昨年の段階ではスズキのワゴンRやスペーシアの後塵（こうじん）を拝したものの、徐々に盛り返して第3位にランクインしました。ムーブのメーカー希望小売価格は113万5200円～150万1500円です。
 
最も価格が安いのは、Lグレード（2WD）で、今回紹介する3つの車の中でも最安値になります。
 
それに対して、最も高い価格は「Xターボ“SA 3”」（4WD）です。こちらはキーフリーシステムやオートエアコンなどの装備のクオリティがLグレードよりも優れているため、値段も高くなっています。
 

自動車選びでは価格以外に燃費や装備なども考慮しよう

今回は一般社団法人「全国軽自動車協会連合会」の資料をもとに、2023年2月によく売れた軽自動車を紹介しました。
 
第1位のホンダ「N-BOX」の希望小売価格は144万8700円～で、第3位のダイハツ「ムーブ」の113万5200円～に比べると30万円程度も高いです。それでも売れるのは、価格以外の部分でメリットを感じたユーザーが多いということでしょう。
 
みなさんも自動車の購入を考えるときは、価格以外に燃費や装備、外装など自分が重視する項目を比較しながら検討してみてください。
 

出典

一般社団法人全国軽自動車協会連合会 2023年2月軽四輪車 通称名別 新車販売確報
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部