部屋が狭いなら「トランクルーム」を使えばいい?「激狭物件+トランクルーム」と「普通の広さの部屋」のコスパを比べてみた!
配信日: 2023.04.21
本記事では「安い賃貸物件とトランクルームを借りる」場合と「一般的な広さの賃貸物件借りる」場合の費用差や、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
都内23区の賃貸物件は家賃が高い! トランクルームの利用はコスパが良い? 悪い?
都内23区の賃貸物件は家賃が高く、収納があまり充実していないケースも多くみられます。手持ちの荷物を収納するために、仕方なく広い部屋を借りる人もいるでしょう。ただ、広い部屋を借りるとなると、当然家賃も高くなってしまいます。
このような場合に便利なのがトランクルームの活用です。トランクルームを活用すれば荷物を処分することなく、自宅以外のスペースで保管できます。そのぶん狭い賃貸物件を選べば、家賃を抑えられるでしょう。ただ、トランクルームの利用には料金がかかるため、それぞれの費用差をしっかりと計算する必要があります。
そこで、ここでは港区の物件を例に「10平方メートル程度の狭くて家賃の安い賃貸物件とトランクルームを利用する」場合と「25平方メートル程度の一般的な賃貸物件を借りる」場合の、それぞれの月の費用差をシミュレーションしてみましょう。
まずは「賃貸物件+トランクルーム利用」のケースです。港区のワンルームや1K(13~18平方メートル程度)の場合、11万2000円前後の家賃がかかると想定しましょう。トランクルームは東京23区内で利用する場合、1畳未満の屋外型で約3000~5000円が相場となります。これを踏まえ、家賃とトランクルームの費用を合計すると、最も安くて「1ヶ月あたり約11万5000円」の出費となるでしょう。
次に「25平方メートル程度の賃貸物件」の場合です。やや広めの1DK(25~30平方メートル程度)の場合、家賃相場は14万円前後となります。結果的に、両者の差額は約2万5000円となります。この計算ではトランクルームを借りることはコスパに優れているといえるでしょう。
ただし、家賃相場やトランクルームの利用料はあくまでも目安です。利用する物件やトランクルームによってもかかる費用は変わり、それにともない計算内容も変わってきます。上記の計算は参考程度にとどめ、実際に利用する際はそれぞれの費用差を自身でよく確認しましょう。
10平方メートル程度の狭くて家賃の安い賃貸物件とトランクルームを借りるメリット・デメリット
ここではコスパの面だけではなく、10平方メートル程度の狭くて家賃の安い賃貸物件とトランクルームを借りる場合のメリット・デメリットについて見ていきます。
・メリット
メリットは部屋のスペースが荷物で圧迫されないことです。部屋に使わない荷物を置いておくと、スペースが圧迫され部屋が狭く感じられてしまいます。トランクルームにオフシーズンの季節家電やコレクションアイテムなど使用頻度の低いものを収納しておけば、生活スペースにゆとりが生まれます。
・デメリット
デメリットはトランクルームを契約する手間がかかることです。トランクルームの利用には事前契約が必要になります。どこのトランクルームを利用するか決めるための調査や比較の手間もかかります。また、荷物の出し入れの度に、トランクルームまで行かなければならないこともデメリットになるでしょう。
25平方メートル程度の一般的な賃貸物件を借りるメリット・デメリット
ここでは、25平方メートル程度の一般的な賃貸物件を借りるメリット・デメリットについて見ていきます。
・メリット
メリットは必要なときにいつでも荷物を取り出せることです。トランクルームの場合、荷物を使う際はその都度足を運ばなければなりません。自宅で保管する場合は外に出なくて済み、重い荷物を移動させる手間もかかりません。
・デメリット
部屋に手持ちの荷物をすべて保管すると、どうしても手狭に見えてしまいます。また、荷物が多いとゴチャゴチャして、部屋が散らかってしまう原因になります。
費用差を計算することが大切! 必要に応じてトランクルームを活用しよう
トランクルームを利用すると月々の利用料金が気になるものです。しかし、部屋を狭くして家賃を抑え、その差額でトランクルームをレンタルすれば、節約につながるケースもあります。
ただし、ここで示した計算はあくまでも一例であり目安です。ケースによってかかる費用は異なるため、利用の際は正確な計算が必要になります。
荷物を置くためだけに広い部屋を借りている場合は、トランクルームの利用を検討してみるのも良いでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー