更新日: 2023.04.24 その他暮らし

「もうあの頃には戻れない」。50代男性の後悔と「メンズ美容」をおすすめする理由とは?

「もうあの頃には戻れない」。50代男性の後悔と「メンズ美容」をおすすめする理由とは?
近年は、男性でも美容やメイクに気を配る人が増えている。男性のキレイな肌や日々のスキンケアなどは、「清潔感がある」という理由から女性からも人気が高い。一方で、これまでスキンケアをしてこなかった男性のなかには、美容に気を使うことに抵抗感がある人もいるだろう。
 
そこで本記事では、これまで美容に気を使ってこなかった、50代の男性Kさんの話を伺いながら、日々のスキンケアの重要性を確認していこう。
FINANCIAL FIELD編集部

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40~50代以降はシミやシワが悩みの種

Kさんは、地方都市の企業で中間管理職として働く、現在50代の男性である。家族関係や仕事、金銭面でも不満はなく、毎日を充実した気持ちで過ごしているらしい。
 
そんなKさんの最近の悩みは、顔に深く刻まれたシワだ。
 
「30~40代頃までは『男のシワなんてのは渋くてかっこいい』という風に思っていました。けれども、最近になって明らかに顔の雰囲気が変わってきたんです。それに伴って、前まで似合っていたはずの髪型やスーツにも違和感をもつようになりました」
 
こうしてKさんは50代になって、自分の顔にあるシワに思い悩むようになった。そうしたとき、家族から美容医療について教えてもらったのだそう。
 
「私には今20代の娘がいますが、娘にシワのことを話したら『美容医療』というのを教えてもらったんです。調べてみたらシワをなくせるみたいですが、正直かなり高額でした。私の場合は大体20万円かかるっていう風に言われましたね」
 
近年は老若男女を問わず、美容医療に関心をもつ人が増えている。そのため、男性向けの美容医療クリニックも増えており、無料のカウンセリングも受けられるのだ。
 
シワの治療ではカウンセリングにて、どの部分のシワをなくすのか、シワの深さはどの程度なのか、どういった治療を利用するのか、具体的な施術費用などを確認しあう。細かいシワ治療であれば1万円程度から受けられることもあるようだが、Kさんの場合、カウンセリングにて約20万円必要になると伝えられてしまったそうだ。
 

一度気にし始めると他の部分にも目が付くように……

また、Kさんの悩みの種はシワだけではないようだ。
 
「一度自分の顔をよく確認してみると、以前にはなかったシミにも目が付くようになりました……」
 
若い人にとってはそばかすやシミは生まれつきのものであり、自分には関係がないと思うかもしれない。しかし、紫外線からのダメージが蓄積されることによって、皮膚が炎症を起こし、色素沈着を発生させシミの原因となる。つまり、日光からの紫外線によって、誰でも後からそばかすやシミが生まれてしまうのだ。
 
Kさん自身も、暖かい季節にはキャンプや海などのレジャーを楽しむため、紫外線のダメージが肌に蓄積されシミが形成されてしまったのである。
 
「シミ除去の施術も高いんですよ。価格が決定される基準はシワのときと同じで、施術する箇所やシミの大きさ、どこまで目立たなくするのかなどによって変わります。私の場合、ほおや目じりなど複数箇所のシミをなくそうとすると、約7万円かかると言われましたね」
 
シワと同じく、シミの状態は人によって異なる。そのため、各個人によってどの程度の費用が必要になるのかも違うだろう。なくしたい箇所や範囲が多い人ほど大きな金額が必要となり、20万円以上かかることも決して珍しくない。
 

やっておけばよかった…。日々のスキンケアでシミ・シワ対策

このように、すでにできてしまったシミやシワについて美容医療を活用して施術するのは、非常に高価な費用がかかる。こうした現状に、Kさんは以下のように語った。
 
「スキンケアって言うんでしたっけ? 日焼け止めとか保湿みたいなやつです。ああいうのが大事なんですね。私が若かった頃は今みたいに情報が手に入りにくいですし、男性向けのスキンケア商品なんか売っていませんでしたよ。その点、今の若い子はいいですね」
 
シミやシワは、肌の回復機能の加齢による低下や、紫外線によるダメージの蓄積が原因として挙げられる。そのため、年齢を重ねた人であれば、男女問わずにシミやシワができてしまうのも無理はない。しかし、若い頃から回復機能を手助けする保湿剤や美容液、紫外線を対策する日焼け止めを施すことで、シミやシワを対策できるのだ。
 
「デパコス(デパートコスメ)」とよばれる高価な美容品ではなく、ドラッグストアで販売されている美容品でも効果は期待できる。
 
手軽な美容品として「日焼け止め+化粧水+乳液」の3点セットや、これらの機能が全て配合された「オールインワン」の商品が挙げられるが、1000円未満で購入できるものも少なくない。メンズのスキンケアが気になっているが、いまいち手が出しづらいという人は、まずこういった安価なスキンケア商品から手を出してみるのもいいだろう。
 
若い頃からこれらの商品を愛用し、キレイな肌を保ち続けることができたのであれば、合計の出費が多少高くなったとしても、高い満足度を得られるかもしれない。
 

若い頃からのスキンケアが大事

毎日出掛ける前には日焼け止めを塗り、風呂から上がったら保湿剤を塗るのはスキンケアの基本といえる。これまでスキンケアをやってこなかった人にとっては、抵抗感や手間を感じるかもしれない。
 
しかし、こうした日々のスキンケアは将来のシミやシワを予防につながる。もし、将来的にシミやシワを消そうとすると、数十万円の出費になる恐れもある。
 
そのため、日々の出費が多少増えたとしても、キレイでいられる時間が増える価値は大きいのではないだろうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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