更新日: 2023.05.12 キャッシュレス
トホホ……キャッシュレス決済でありがちな失敗談と解決策をご紹介
経済産業省の調べによると、2022年のキャッシュレス決済比率は36%と、年々増加傾向です。このような状況のなかで政府は、キャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度、将来的には世界最高水準の80%まで上昇させることを目標に、推進活動を実施しています。
現金を持たなくても、カードやスマートフォン(以下スマホ)で手軽に支払いができる反面、「使いたい決済サービスに対応していなかった」などの失敗例も少なくありません。
そこで今回は、キャッシュレス決済で陥りがちな失敗をまとめました。さらに、具体的な解決方法も併せてご紹介します。
キャッシュレス決済をうまく活用して、スマートに会計を済ませましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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キャッシュレス決済で陥りがちな四つの失敗と解決策
キャッシュレス決済を使用する際に、陥りやすい四つの失敗パターンをご紹介します。さらに、それぞれの解決策をまとめました。
レジで慌てないために、事前に対策を講じておきましょう。
希望するキャッシュレス決済が使えなかった
お店によって使える決済サービスが異なるため、自分がよく使用する決済サービスを使えないというケースがあります。
まずは、事前に支払い方法を確認しておきましょう。また、複数のキャッシュレス決済に対応できるように、準備しておくと安心です。
QRコードなどのアプリが自動的にログアウトしていた
決済サービスを利用している場合、一定期間が過ぎると、自動的にログアウトしてしまうことがあります。セキュリティーの観点から、このようなシステムを導入しているサービスは多く、ログイン情報の保有期間は、サービスによって異なります。
しかし、支払うときにログアウトしてしまっていると、レジでパスワードを入力しなければならず、時間がかかるうえに、焦る原因にもなりかねません。
会計前に、使用予定のアプリなどを立ち上げて、ログイン状態を確認しておきましょう。
電子マネーの残高が足りなかった
いざ支払いをしようと思ったら、残高不足だったというケースもあります。その場でチャージすることは可能ですが、時間がかかるため、店員や次に待っている人を待たせてしまうことになります。
電子マネーには、いくつかの支払い方法があります。チャージをしながら使う「プリペイド式」と、登録したクレジットカードから支払う「ポストペイ式」、口座から即時引き落としの「デビット型」の3種です。
プリペイド式は、使用金額を把握しやすく節約に効果的ですが、気がついたら残高が不足していたというケースがよくあるため、事前に確認しましょう。残高不足が心配な方は、オートチャージ機能を活用してみることもおすすめです。
クレジットカードが読み取れなかった
長年使用しているクレジットカードは、読み取り部分の傷や汚れ、磁気不良によって、カード情報を正常に読み取れない場合があります。カード情報が読み取れないと、そのクレジットカードでは支払いができず、ほかの支払い方法を選択しなければなりません。
これらを防ぐためには、磁気の強いもの(スマホ・電気機器など)と一緒に保管しないように注意しましょう。スマホケースに入れて持ち歩きたい方は、磁気がカットできる仕様のものを使うと安心です。
また、クレジットカードをほかのカードと重ねて収納すると傷がつきやすくなるため、1枚ずつ分けて収納しましょう。
複数のキャッシュレス決済方法を準備しておくと安心
キャッシュレス決済は、手軽に支払いができて便利ですが、現金払いに比べて、トラブルが起こりやすいことも事実です。
スムーズに支払いができずにレジで慌てることがないよう、複数の決済方法を準備しておくとよいでしょう。さらに、万が一のために、現金を準備しておくことも有効です。
また、キャッシュレス決済はうまく活用することで、スムーズに支払いができるだけではなく、ポイント還元によってお得に買い物できるというメリットもあります。
ライフスタイルや使用するシーンに合わせて、上手に使い分けましょう。
出典
経済産業省 ニュースリリース 2023年4月6日「2022年のキャッシュレス決済比率を算出しました」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー