更新日: 2023.05.13 その他暮らし

海外旅行につきもののチップ。いくらぐらいを支払えばいいの? いらないところもあるって本当?

海外旅行につきもののチップ。いくらぐらいを支払えばいいの? いらないところもあるって本当?
そろそろ海外旅行に行こうと考えている方も多いのではないでしょうか? 日本と海外で異なる習慣のひとつが「チップ」です。やり方に慣れていないと、戸惑ってしまうこともあるかもしれません。
 
この記事では、どんなときにチップが必要なのか、また、いくらぐらいをチップとして支払えばいいのかについて、代表的な国をピックアップして紹介します。チップが不要とされている国も紹介しますので、渡航先選びにもお役立てください。
FINANCIAL FIELD編集部

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チップが必要なシーンとは

チップは、良いサービスを受けたことへの対価やお礼として支払うものです。チップが必要な場面は国や地域によって異なりますが、代表的なものは次の3つです。
 

ホテル

荷物を運んでくれたポーターや、室内の清掃、ベッドメイキングをしてくれたハウスキーパーに渡します。ハウスキーパーには、ベッドサイドに現金を置いておくのが一般的です。
 

レストラン

テーブルのサービスを担当してくれたウエーターやウエートレスに渡します。お会計の後にテーブルに置いたり、直接本人に渡したりします。ただし、料金にすでにサービス料が含まれている場合には、チップは不要です。
 

タクシー

精算時にチップ分も支払います。荷物を運んでもらったなど、特別なサービスを受けたときには、少し多めにチップを渡します。
 

その他のシーン

このほか、ツアーガイドやバレーパーキングの係員、アジアではマッサージやエステサロンの施術者にチップを渡す場合もあります。
 

海外でのチップの相場

チップの相場は国によって異なりますが、レストランでは10~20%程度です。ここでは、チップの習慣が根付いている代表的な国別に相場をお伝えします。
 

アメリカ

アメリカは、サービス従事者への正当な報酬としてチップを渡す習慣がある国です。ポーターやハウスキーパーには1~2ドル程度、レストランでは料金の15~20%程度、タクシーの場合は料金の15~20%程度となります。
 

イギリス

ヨーロッパでも、多くの国でチップの習慣があります。イギリスでは、ポーターやハウスキーパーには1~2ポンド程度、レストランでは料金の10~15%程度、タクシーは料金の10%程度が目安になります。
 

タイ

アジアでもタイにはチップの習慣があります。ポーターやハウスキーパーへは20~100バーツ程度、レストランでは料金の10%程度です。
 
タイではタクシーでのチップと不要とされていますが、おつりの端数をチップとしてドライバーに渡す場合もあるようです。また、マッサージを受けた場合は、料金の10%程度が目安です。
 

チップが不要な国

アジアには、基本的にはチップ不要の国が比較的多く、例えば中国ではホテルやレストラン、タクシーも、チップは不要です。韓国は、タクシーで荷物を運んでもらったときなどに料金の10%程度を渡したりする程度で、基本的にチップの習慣はありません。
 
このほか、台湾やニュージーランドではチップは不要です。
 

チップの習慣をマスターして旅行を満喫しよう

日本人にはあまりなじみのないチップの習慣ですが、滞在先の文化に合わせて支払わないと、マナー違反になってしまう場合もあります。また、チップの相場や文化は国や地域によって異なるため、渡航前に調べておき、旅行の予算にも組み込んでおきましょう。
 
チップの習慣をマスターしておけば、旅行中にもさまざまなシーンでスマートに立ち振る舞えるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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