ネット通販やサブスクの料金支払い方法、4年前より急増しているのは何?
配信日: 2023.05.13
そこで本記事では、ネット通販やサブスクなどの支払い時に利用されている決済手段を調査した内容を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
一番多い決済手段はクレジットカード決済
ネット通販やサブスクなどで利用可能な決済手段は、各社によって異なります。クレジットカード決済、銀行振り込み、代金引換、コンビニ決済などが多い傾向となっていますが、近年は、バーコード決済が多数登場しており、利用者も増えています。
SBペイメントサービス株式会社が2023年2~3月に実施した「ECサイトで物品・デジタルコンテンツを購入する際の決済手段に関する調査」(調査対象:1年以内に物販サイトで何らかの商品を購入した10~80代の男女2502人、および1年以内にデジタルコンテンツを購入した10~80代の男女2312人)によると、ネット通販での決済手段で一番多かったのは、クレジットカード決済でした。
第2位、第3位は比較的によく使われているバーコード決済でした。この順位は、デジタルコンテンツの決済手段についても、同様の結果となっています。
年代別でみると、クレジットカード決済の利用率が一番多いのは60代で、その利用率は、以下のとおりとなっています。
・男性…73.0%
・女性…77.9%
・男性…75.3%
・女性…76.2%
反対に、10代はクレジットカード決済の利用率が最も低くなっており、バーコード決済の利用率が高くなっています。その利用率は以下のとおりです。
・男性…37.5%
・女性…32.0%
・男性…37.5%
・女性…18.0%
この調査結果からは、年齢が高い人がクレジットカード決済を選ぶことが多く、若い人はバーコード決済を選ぶことが多いということが分かります。10代がクレジットカードではなくバーコード決済を選ぶ理由としては、年齢や収入などの理由でクレジットカードの審査に通りにくい、といった理由が考えられます。
バーコード決済を選ぶ人が増えている?
同調査によると、クレジットカード決済の利用率が年々少なくなっていることが分かります。2018年のクレジットカード決済の利用率は79.1%でしたが、2022年では61.3%にまで下がり、4年間で17.8%もクレジットカード決済を選ぶ人が減っています。
近年は、スマートフォンだけでネット通販やサブスクを利用する人が増えたこと、バーコード決済の認知度が高まってきたことなどが背景にあると考えられます。
クレジットカード決済やバーコード決済利用時の注意点
クレジットカード決済やバーコード決済のメリットは、キャッシュレスで支払いができることです。小銭やお札を持ち歩く必要がありません。専用のアプリケーションを使用しますので、物理的なカードを持ち歩かずに、スマートフォン1つで決済をすることも可能です。
クレジットカード決済やバーコード決済は、とても便利な決済手段ですが、注意点もあります。クレジットカード決済は、暗証番号やセキュリティーコードの流失に注意が必要です。バーコード決済は、スマートフォンに表示されたコードをほかの人に盗み見られないように気を付けた方がよいでしょう。偽造QRコードにも注意が必要です。
不正利用や情報漏えいのリスクを避けるためにも、信頼できる会社が運営するネット通販やサブスクを利用するようにしてください。
クレジットカード決済がいまだに人気も、バーコード決済を選ぶ人も増えている
ネット通販やサブスクの決済手段で一番利用率が高いのは、クレジットカードです。次いで、バーコード決済の利用率が高くなっています。
クレジットカードの利用率は年々少なくなっており、将来的にはバーコード決済を選ぶ人のほうが多くなるかもしれません。あるいは、新しい決済手段が登場して、そちらの利用者が増える可能性もあるでしょう。
出典
SBペイメントサービス株式会社 ECサイトで物品・デジタルコンテンツを購入する際の決済手段に関する調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー