更新日: 2023.05.14 その他暮らし
「1万円札」を洗濯してしまった! 半分くらい残っていれば「交換」は可能? 交換基準や方法を解説
本記事では、洗濯したことで破けてしまったときなどに新しいものに交換できる基準や方法について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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お札の3分の2以上があれば同額分に交換可能
もし、洗濯でお札が破けたり、汚れたりした場合には近くにある日本銀行で新しいお札に交換してもらえます。交換してもらうための条件は以下のものです。
・お札の3分の2以上が残っている
お札の3分の2以上が残っていれば、額面と同額のものに交換してもらえます。つまり、1万円札であれば、そのまま新しい1万円札に交換してもらうことが可能です。
・残っている部分が5分の2以上3分の2未満の場合
お札が破けるなどして残っている部分が5分の2以上3分の2未満の場合、額面の半額分と交換してもらえます。洗濯したのが1万円札であれば、5000円札に交換可能です。
・残っている部分が少なすぎると交換できない
残っている部分がほとんどない場合、具体的には5分の2未満しか残っていない場合は交換してもらえません。
汚損したお札の交換方法
洗濯してしまったお札(今回の場合、1万円札)を交換できる場所は日本銀行の本店・支店です。また、交換可能時間は日本銀行の営業時間内(9~15時)となっています。郵送には対応していないため、近くにある日本銀行まで足を運びましょう。
・事前に予約しておく
いきなり日本銀行に行くのではなく、先にお札の交換をしてほしい旨を伝えて電話予約しておきましょう。特に、交換してほしいお札の枚数が多い場合には時間がかかりますし、枚数によっては交換可能数が制限される場合もあります。
・お札が破れている場合はできる限り貼り合わせておく
お札を洗濯した際に破れた部分が残っている場合で元に戻せるようであれば、テープを使って貼り合わせて、貼り合わせられなかった部分は持参していきましょう。洗濯した場合はお札がぬれているため、乾かしておく必要があります。
・日本銀行にて引換依頼書を記入する
予約当日、日本銀行の引き換え窓口に置いてある「引換依頼書」に必要事項を記入します。記入後に、交換したいお札と依頼書を窓口に提出してください。
・お札を汚損した理由など事情聴取を受ける
お札交換をする前になぜお札を汚損したのか、貼り合わせられなかった部分の行方など、簡単な事情聴取をされます。その後、番号札を渡されるので、順番が来るまで待ちましょう。
・新しいお札を受け取る
引き換え窓口に提出すると、銀行側で汚損したお札を法的ルールに沿って鑑定し、交換可能金額を決定します。鑑定後に番号を呼ばれたら窓口に行き、名前を名乗って番号札を返すと決定金額分を交換してもらうことが可能です。お札の交換時に手数料は必要ありません。
・都市銀行や地方銀行などでも交換可能な場合がある
日本銀行の本・支店が近くにない場合は、近くにある都市銀行や地方銀行、信用金庫の窓口で交換してもらえる可能性があります。この場合も事前連絡や準備をしておきましょう。なお、郵便局やゆうちょ銀行では交換対応していません。
お札交換は事前予約と準備が必要
お札を洗濯して破けたり、汚れたりした場合でも3分の2以上残っていれば全額分を交換してもらえます。交換は日本銀行の本・支店や各金融機関で可能です。ただし、お札が破けている場合は銀行側で確認しやすいように残っている部分をテープで貼り合わせておく、ぬれているお札は乾燥しておくなどの準備をしておく必要があります。足を運ぶ前に、お札を交換してほしい旨を連絡しておきましょう。
出典
日本銀行 日本銀行が行う損傷現金の引換えについて
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー