「1万円札」を洗濯してしまった! 半分くらい残っていれば「交換」は可能? 交換基準や方法を解説

配信日: 2023.05.14

この記事は約 3 分で読めます。
「1万円札」を洗濯してしまった! 半分くらい残っていれば「交換」は可能? 交換基準や方法を解説
普段であれば大切に財布にしまっておくはずのお札。特に、高額な1万円札となれば、なくさないようにすぐに財布に入れるという人が多いのではないでしょうか。しかし、慌てているときなどにお金を服のポケットに入れてしまい、そのまま忘れて洗濯した話は珍しくありません。
 
本記事では、洗濯したことで破けてしまったときなどに新しいものに交換できる基準や方法について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

お札の3分の2以上があれば同額分に交換可能

もし、洗濯でお札が破けたり、汚れたりした場合には近くにある日本銀行で新しいお札に交換してもらえます。交換してもらうための条件は以下のものです。
 

・お札の3分の2以上が残っている

お札の3分の2以上が残っていれば、額面と同額のものに交換してもらえます。つまり、1万円札であれば、そのまま新しい1万円札に交換してもらうことが可能です。
 

・残っている部分が5分の2以上3分の2未満の場合

お札が破けるなどして残っている部分が5分の2以上3分の2未満の場合、額面の半額分と交換してもらえます。洗濯したのが1万円札であれば、5000円札に交換可能です。
 

・残っている部分が少なすぎると交換できない

残っている部分がほとんどない場合、具体的には5分の2未満しか残っていない場合は交換してもらえません。
 

汚損したお札の交換方法

洗濯してしまったお札(今回の場合、1万円札)を交換できる場所は日本銀行の本店・支店です。また、交換可能時間は日本銀行の営業時間内(9~15時)となっています。郵送には対応していないため、近くにある日本銀行まで足を運びましょう。
 

・事前に予約しておく

いきなり日本銀行に行くのではなく、先にお札の交換をしてほしい旨を伝えて電話予約しておきましょう。特に、交換してほしいお札の枚数が多い場合には時間がかかりますし、枚数によっては交換可能数が制限される場合もあります。
 

・お札が破れている場合はできる限り貼り合わせておく

お札を洗濯した際に破れた部分が残っている場合で元に戻せるようであれば、テープを使って貼り合わせて、貼り合わせられなかった部分は持参していきましょう。洗濯した場合はお札がぬれているため、乾かしておく必要があります。
 

・日本銀行にて引換依頼書を記入する

予約当日、日本銀行の引き換え窓口に置いてある「引換依頼書」に必要事項を記入します。記入後に、交換したいお札と依頼書を窓口に提出してください。
 

・お札を汚損した理由など事情聴取を受ける

お札交換をする前になぜお札を汚損したのか、貼り合わせられなかった部分の行方など、簡単な事情聴取をされます。その後、番号札を渡されるので、順番が来るまで待ちましょう。
 

・新しいお札を受け取る

引き換え窓口に提出すると、銀行側で汚損したお札を法的ルールに沿って鑑定し、交換可能金額を決定します。鑑定後に番号を呼ばれたら窓口に行き、名前を名乗って番号札を返すと決定金額分を交換してもらうことが可能です。お札の交換時に手数料は必要ありません。
 

・都市銀行や地方銀行などでも交換可能な場合がある

日本銀行の本・支店が近くにない場合は、近くにある都市銀行や地方銀行、信用金庫の窓口で交換してもらえる可能性があります。この場合も事前連絡や準備をしておきましょう。なお、郵便局やゆうちょ銀行では交換対応していません。
 

お札交換は事前予約と準備が必要

お札を洗濯して破けたり、汚れたりした場合でも3分の2以上残っていれば全額分を交換してもらえます。交換は日本銀行の本・支店や各金融機関で可能です。ただし、お札が破けている場合は銀行側で確認しやすいように残っている部分をテープで貼り合わせておく、ぬれているお札は乾燥しておくなどの準備をしておく必要があります。足を運ぶ前に、お札を交換してほしい旨を連絡しておきましょう。
 

出典

日本銀行 日本銀行が行う損傷現金の引換えについて
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集