更新日: 2023.09.21 その他暮らし

「ペットボトルの水」を買うのはもったいない? スーパーの無料の水なら年間「約2万円以上」の節約に!? 水の安全性なども解説

「ペットボトルの水」を買うのはもったいない? スーパーの無料の水なら年間「約2万円以上」の節約に!? 水の安全性なども解説
生活で誰しもが消費する水。ペットボトルの水を買っている人も多いと思いますが、スーパーで無料の水をくむようにすれば毎月少しずつ節約できます。しかし、手間や安全性を考えると、なかなか行動に移せない人も多いでしょう。
 
本記事では、スーパーで水をくめばどれだけコストを抑えられるのか、安全面で問題はないのか解説します。

スーパーで水をくむメリット! 年間約2万1600円もの節約になる

スーパーで専用のボトルを購入して水をくむメリットは、コストを抑えられることです。水の価格はスーパーによって異なりますが、2リットルのペットボトル1本あたり120円(税込)程度です。仮に1日1リットル、つまり毎月15本消費すると考えると1ヶ月の飲料水代は1800円、年間だと2万1600円になります。
 
一方、スーパーでくめば水は無料です。初回のみ専用のボトルの購入代金が発生したり、会員登録が必要となったりする場合もありますが、長い目で見ればほとんどコストはかかりません。したがって、ペットボトルの水を全て無料の水に置き換えた場合、年間で約2万1600円の節約になるのです。
 

スーパーで水をくむ最大のデメリットは手間がかかること

スーパーで水をくんでくる最大のデメリットは、手間がかかることです。
 
水のボトルは大きくかさばるので、エコバックのようにカバンに折りたたんで入れることができません。よって、仕事帰りにスーパーに寄って水をくむといったことは気軽にはやりにくいでしょう。1回あたりにくめる水は2リットル程度なので、大家族で水をたくさん消費する場合、くみに行く頻度はさらに増えることになります。
 
また、スーパーでは水以外にも食材などを購入することが多く、荷物が増えてしまいます。特に、女性や高齢者などにとって重い水の持ち運びは大きな負担になるかもしれません。
 

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スーパーの水は無料だけど安全性に問題はないのか

スーパーの水は手間がかかること以外のデメリットとして、不衛生ではないかという意見を耳にすることもありますが、基本的には十分安全だといえるでしょう。
 
なぜなら、スーパーで提供されている水は必ず「水質検査基準」を満たしているためです。百貨店や店舗、事務所、学校などの「特定建築物」における給水施設では、定期的に水質検査を行うことが義務付けられています。
 
具体的な検査内容は16項目(図表1)で、基準を満たしている場合は次回から11項目に減らされます。
 
図表1

厚生労働省 建築物環境衛生管理基準についてより筆者作成
 
ただし、スーパーの水は自分でくむものですから、ペットボトルの水のように徹底した衛生管理のもとで注入されたものとは異なります。衛生的に利用するには、ボトルを毎回洗って清潔に保つ、赤ちゃんのミルク作りには使用しないなどの工夫も必要になるでしょう。
 

スーパーの無料の水なら年間約2万1600円の節約になる! 手間を考えてストレスのない範囲で活用しよう

インフレであらゆる物の価格が高騰する昨今、水の価格が上がってもおかしくありません。ペットボトルの水を購入するのではなく、スーパーの無料の水を利用することで年間2万1600円の節約になります。心配されがちな「安全性」に関しても、16項目もの水質検査基準を満たした水のみが提供されているので、不衛生な水を摂取してしまう心配はありません。
 
とはいえ、手間が費用を上回ってストレスを感じるのでは本末転倒です。普段はペットボトルの水を使用しながら、スーパーに行くときだけ無料の水をくむなど、一部だけ置き換える活用法も検討してください。
 

出典

厚生労働省 建築物環境衛生管理基準について
 
執筆者:北川和哉
FP2級

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