1日の目標野菜摂取量は350gらしいですが、コンビニのサラダで目標量を取ろうとした場合、月の「サラダ費」はいくらになるでしょうか。
配信日: 2023.10.24
本記事では、厚生労働省が提唱する健康づくりの指標「健康日本21」で、目標値として定められている野菜摂取量「350g」を参考に、月のコンビニサラダ費用を解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1食分のサラダの相場は?
量や入っている品目によっても違いはありますが、主要コンビニ3社のサラダ1食あたりの販売価格は税込みで138〜225円程度です(2023年10月時点)。なお、今回は1日の野菜摂取量をテーマにしているので、野菜以外の食品が入ったサラダは対象にしていません。肉類やチーズなどの乳製品が入ったものは外しています。また、店頭で販売されている1袋、1パックを1食分としています。
1日あたりの摂取量を350gとした場合の1ヶ月のサラダ費は?
1日あたりの目標野菜摂取量が350gの場合、1ヶ月(30日)に必要な野菜の量は10.5kgです。今回は、内容量をサイト上でも明記しているコンビニ1社を参考に必要な金額を出してみます。100g入りで税込み213円です。この商品で1ヶ月(30日)分まかなうには105個必要になるため「213円×105個」で、税込み2万2365円かかります。
では、量に関係なく店頭で販売している1個分を1食分として考え、できるだけ安く済ませる場合で見ていきましょう。今回参考にしたコンビニの中で、もっとも安い野菜サラダは税込み138円です。
1日3食で414円、1ヶ月(30日)だと1万2420円で、1万円ほど節約することが可能になります。なお、この商品の内容量は90gですから、目標野菜摂取量350gで考えた場合は「10.5kg÷90g」で、1ヶ月117個ほど買わなければなりません。その場合の金額は「138円×117個」で1万6146円です。
バランスを考えながらコストを抑えることも大切
コンビニのサラダは、いつでも必要な分だけ買えるのがメリットです。自分で野菜を一つずつそろえる面倒もありませんし、カットする手間もかかりません。一人暮らしの人にとっては便利な商品です。ただし、コストを抑えることを優先すると、必要な栄養素の摂取がおろそかになることもあります。
野菜といっても種類はさまざまです。季節や体調によっても、積極的に取りたい野菜の品目は変わってきます。まず自分の体に必要な栄養バランスを考え、そのうえでコストをいかに抑えていくかが大切です。1日の目標野菜摂取量は350gですが、体質によってはそこまで食べられない人もいるでしょう。その場合は、サラダ以外に自分が食べやすい方法を考えましょう。
目標野菜摂取量を目安に無理のないサラダ費を
1ヶ月あたりいくらまでサラダにコストをかけられるかは、個人によって違ってきます。コンビニのサラダは、自分で作る手間がかからないうえに使わない野菜が傷んでしまうという無駄も防げます。まず、自分がいくらまでサラダに費用をかけられるか考えてみることです。他の食品とのバランスも見ながら、目標野菜摂取量を目安に無理のないサラダ費を設定しましょう。
出典
厚生労働省 e-ヘルスネット [情報提供]野菜、食べていますか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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