更新日: 2023.10.23 キャッシュレス

高速料金はETCカードの有無でどれくらい違う? 特典はほかに何かあるの?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

高速料金はETCカードの有無でどれくらい違う? 特典はほかに何かあるの?
ETCとは、高速道路や有料道路を利用する際に、料金ゲートで車載器や無線通信によって車種と通行区間を判別して認証・決済を行うシステムです。料金所で現金を支払う必要がないため、利用者にとっても便利なシステムといえるでしょう。そのほかにもETCにはお得なメリットがあります。
 
本記事では、ETCカードを利用する場合と利用しない場合の高速料金を比較します。ETCの割引情報もあわせて紹介しますので、ETCをお得に利用したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
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ETCカードを利用した場合の高速代金

まずは、ETCカードを利用して高速に乗った場合です。本項では、東京~大阪間と東京~名古屋間での費用を紹介します。
 

ETCカード利用時の【東京~大阪間】

料金所は、東京~東大阪南に設定します。ETCカードを利用する場合は、1万220円かかります。料金発生の内訳は以下のとおりで、後述するETCの割引が適用されていない場合の金額としています。

・東京~亀山:8980円
・亀山~東大阪南:1240円

 

ETCカード利用時の【東京~名古屋間】

こちらの料金所は東京~名古屋に設定します。ETCカードを利用する場合は、7320円かかります。料金発生の内訳は以下のとおりで、後述するETCの割引が適用されていない場合の金額としています。

・東京~名古屋:7320円

割引が適用されていない場合は利用しない場合と料金は変わりませんが、後述する割引の適用条件に該当するとお得に走行できます。
 

ETCカードを利用しない場合の高速代金

では次に、東京~大阪間と東京~名古屋間で、ETCカードを利用しないで高速に乗った場合の費用を紹介します。
 

ETCカード利用なし【東京~大阪間】

料金所は、東京~東大阪南に設定します。ETCカードを利用しない場合の通常料金は1万580円で、ETC利用時と比べて360円高くなります。料金発生の内訳は以下のとおりです。

・東京~亀山:8980円
・亀山~香芝:420円
・香芝~松原JCT:420円
・松原JCT~東大阪南:760円

 

ETCカード利用なし【東京~名古屋間】

料金所は、東京~名古屋間に設定します。ETCカードを利用しない場合の通常料金は7320円で、ETC利用時と同じです。料金発生の内訳は、以下のとおりです。

・東京~名古屋:7320円

 

ETCの割引情報

本項では、ETCを利用することで受けられるお得な割引情報を条件別に紹介します。深夜割引や休日割引だけでなく、平日の朝夕にも割引が適用されるので、ぜひチェックしてみてください。
 

深夜割引:約30%オフ

0~4時の間に割引対象区間を走行すると、高速料金が約30%オフになります。高速に入る時間が0時前、高速を出る時間が4時以降であっても、0~4時の間に割引対象区間を走行していれば、深夜割引が適用されます。走行距離や回数、曜日に制限はありません。
 
ただし、1回の走行で深夜割引と次に説明する休日割引・平日朝夕割引を重複して適用はできないため注意しましょう。複数の割引に該当する場合、割引率が高い条件が適用されます。
 

休日割引:約30%オフ

土・日・祝日に対象の高速道路を走行することで、高速料金が約30%オフになります。軽自動車と普通車に限られ、中型車や大型車、特大車には割引が適用されません。また、ゴールデンウィークやお盆、年末年始など混雑が予想される時期には、適用されないため注意が必要です。
 

平日朝夕割引:約30~50%分還元

ETCコーポレートカードを利用すると、入口または出口の料金所を、6~9時の間または17~20時の間に通過することで還元を受けられます。土・日・祝日は対象外です。割引率は条件によって異なりますが、1ヶ月の対象走行回数が5~9回で約30%の還元、10回以上で約50%の還元が行われます。
 
対象走行回数は、ETCカードごとにカウントされます。ただし、複数のカードの走行回数は合算できませんのでご注意ください。
 

まとめ

ETCカードを利用すると、高速料金が安くなるとともにさまざまな割引を受けられます。
 
料金所で止まって現金を支払う手間も省けるため、仕事や旅行などで車の運転を頻繁にする方はETCカードの利用がおすすめです。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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