毎月5万円の家賃を払うなら中古住宅が買えるかも!? 中古住宅を選ぶポイントは？

結婚したときや子どもが生まれたタイミングなど、人生の節目に考えるのがマイホームの購入です。しかし、結婚したばかりで貯金もないから住宅購入はまだ先になりそう、と考えている方も多いのではないでしょうか。住宅の購入時には住宅ローンを利用する手段があるため、まとまった金額をすぐに用意できない場合でも購入は可能です。
 
本記事では、毎月5万円の家賃を支払い続けている方であれば、もしかしたら中古住宅が購入できてしまうかもしれない理由を解説します。マイホームを購入したいと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

家賃が毎月5万なら中古住宅が購入できる!?

マイホームを住宅ローンで購入すると、返済が毎月発生します。しかし、賃貸住宅に住み続ける場合でも家賃が発生するため、毎月の支払いがある点は同じです。そのため、住宅購入を検討している場合は早めに購入の決断をした方がお得になる可能性があるでしょう。
 
例えば、家賃が月5万円のマンションに25年間住み続けると、家賃として支払った金額はおよそ1500万円になります。実際には、契約の更新時に追加で費用が発生する場合も多いため、さらに費用がかかる可能性が高いでしょう。このことから、1500万円の中古住宅であれば購入が可能といえます。
 
中古住宅を購入しても住宅ローンを利用すれば、毎月家賃として支払っていたのが住宅ローンの返済に変わるだけで、費用自体は変わらない可能性があります。住宅ローンの種類によっては頭金が必要であったり、金利が変動したりするため一概にはいえませんが、家賃として支払っているお金で中古住宅を購入できるという考え方ができるでしょう。
 

失敗しない中古住宅選びのポイント

マイホームの購入はまだまだ先の話と思っていた方も、月5万円の支払いで購入できる可能性があると考えたら、案外身近なものだと感じたのではないでしょうか。しかし、中古住宅を購入する際はしっかり住宅の状態を見極めないと、あとからトラブルが発生するおそれもあります。
 
次に紹介する中古住宅選びのポイントを押さえて、快適に過ごせる住まいを見つけましょう。
 

耐震基準をチェックする

中古住宅は築年数によっては、旧耐震基準で建てられている可能性があります。旧耐震基準で建てられている中古物件は、住宅ローン減税が適用できないデメリットがあります。建築確認申請が1981年5月31日以前の物件は旧耐震基準で建てられているため、注意が必要です。よく確認してから購入を検討しましょう。
 

雨の日に内覧する

晴れているときに内覧に行くと、明るい日差しでどんな住宅でも印象がよく見えてしまいます。あえて雨の日に物件を見ることで、水はけの様子や雨音の響き具合、さらには雨漏りがないかなどをチェックできます。購入後にトラブルに見舞われないよう、内覧時に確認しておくことが大切です。
 

外壁の状態をチェックする

中古住宅を購入する際は、外壁にひび割れがないか必ずチェックしましょう。ひびが入っていると、そこからどんどん割れが広がっていき、最悪の場合は倒壊してしまうおそれがあります。特に、中古住宅は経年劣化により外壁が傷んでいる可能性があるため、購入前にしっかり確認しておきましょう。
 

水回りや配管の傷み具合を確認する

住宅トラブルで起こりやすいのが、水回りや配管のトラブルです。中古住宅では、築年数が古いと水回りの部品が製造中止になっている場合があります。トラブルが発生したときも部品が交換できず、大きな改修工事が必要になってしまうこともあるでしょう。
 
中古住宅の水回りや配管は傷んでいないかのチェックだけではなく、修理用の部品が製造されているかも確認しておくことが大切です。
 

まとめ

月5万円で中古住宅が購入できるとなれば、夢のマイホームも現実味を帯びてきます。
 
しかし、中古住宅は建物の状態をしっかり確認しないと、のちのちトラブルが発生するリスクが高まります。購入前にチェックすべきポイントをしっかり押さえて、すてきなマイホームを手に入れましょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー