更新日: 2023.10.24 キャッシュレス
Suicaで改札を出ようとしたのに「残高不足」!? 現金もない場合どうすれば良い?
本記事では解決方法について2つご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ATMから現金を引き出す
まずは駅構内にATMが設置されていないかを確認しましょう。銀行のキャッシュカードを持っていれば銀行預金から現金を引き出せますし、クレジットカードを持っていればキャッシングサービスを使って現金をその場で借り入れることができます。引き出した現金を使ってSuicaに追加チャージをするか、不足分を現金で支払って改札を出ましょう。
キャッシングサービスの金利は住宅ローンなどの金利と比べて非常に高い利率なので、利用するのは怖いと感じる人もいるかもしれません。しかし、例えば5000円を借り入れて金利が20%だった場合は、下記のように1日あたり約2.7円の利息で済みます。
借入額5000円×年率20%=年間利息1000円
1000円÷365日=1日あたりの利息2.739円
2.739×30日=1ヶ月あたりの利息82.19円
また、キャッシングの利息は借りた翌日から計算されるので、その日のうちに返済してしまえば利息を支払わずに済みます。
ただし返済するときに、手数料がかかる場合があるので注意が必要です。ATMからの返済手数料は110円~220円ほどのものが多いですが、すぐに返せば大きな利息や手数料を払わずに済むので、お金が用意できたらすぐに返済しておくと安心です。
駅員に相談する
降りた駅で駅員に正直に相談することで、その場では改札から出してもらい支払いだけ後日まで待ってもらえる場合があります。その場合、念書を書いたり、身分を証明したりする必要が出てくることも考えられるので、現金を持ち歩かなくても免許証や保険証などの身分証明書類は携帯しているとよいでしょう。
また、その場で「モバイルSuica」をダウンロードして料金を支払う方法もあります。モバイルSuicaは、スマホを持っていて、Apple Payにクレジットカード情報が登録してあればクレジット決済からすぐにチャージして使い始めることができます。
ただし、駅員からSuicaカードでの入場履歴を取り消してもらい、モバイルSuicaで同じ区間内で乗車した分について清算してもらう必要があるので、対応してもらえるかどうかを確認しましょう。
また、Suicaカードを複数持ち歩いていて、別のカードには残高がある場合も入場と出場でそれぞれ異なるカードを使うことはできないので注意が必要です。
まとめ
キャッシュレス決済でほとんどの移動や買い物を済ませられるようになり、うっかり財布を持たずに出かけてしまうというケースもあるかもしれません。いざ現金が必要になった場合にすぐにお金を出せる状態にしておけば、出かけたときに万が一のことが起きても安心です。
今回のようにSuicaだけを持ち歩く場合であれば、あらかじめモバイルSuicaも使えるようにしておいたり、スマホケースの中にクレジットカードやお札を一緒に入れて持ち歩いたりするといった対策をすることで、いざというときにも支払えずに困ることはないでしょう。
出典
JR東日本 Suicaの種類
JR東日本旅客営業取扱基準規程
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー