更新日: 2023.10.24 その他暮らし

室内喫煙する同居人のせいで、壁がヤニだらけになってしまいました。業者に頼まず、安く掃除する方法はありますか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

室内喫煙する同居人のせいで、壁がヤニだらけになってしまいました。業者に頼まず、安く掃除する方法はありますか?
室内でタバコを吸う人がいると、気づいたときには部屋の壁が黄色くなったり臭いもしみついてしまったりしがちです。部屋の壁をきれいにしたい場合、ハウスクリーニング業者に頼むと高い作業費がかかります。業者に頼まず、自分できれいにする方法はないのでしょうか。
 
本記事では、ヤニ汚れを落とすおすすめの洗剤や掃除の手順、注意点などを紹介します。
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タバコを吸うと部屋が黄色くなる理由

タバコには植物性樹脂の「タール」という有害物質が含まれています。そして、ヤニの正体はタールです。タールは黒褐色で粘着性があり、タバコを吸う人の歯や喉、肺などにも付着して黄色くなります。タールはタバコが燃焼すると大量発生するため、タバコに火をつけると煙と共に室内にタールが拡散し、壁やカーテンなどに蓄積して黄ばみの原因になるのです。
 
壁にヤニ汚れが付くと壁の色がくすむだけでなく、ベタベタしているのでホコリやカビを寄せ付けやすくなります。その結果、壁紙の劣化や壁材の傷みが発生する可能性があります。
 
賃貸住宅の場合は退去の際に原状回復義務があります。ヤニ汚れは経年劣化とは判断されず、賃借人に故意や過失があるとみなされ、修繕費を請求される可能性が高いです。ヤニ汚れは蓄積すると落としにくくなるので、早い段階でこまめに掃除を行うことがポイントになります。
 

ヤニ汚れを安く落とす方法

ヤニ汚れを自分で掃除するのに使う道具は、水拭き用とから拭き用の雑巾2枚、ゴム手袋、スプレーボトル、スポンジです。ヤニ汚れ落としに使う洗剤は、重曹、セスキ炭酸ソーダ、アルカリ電解水が適しています。ヤニ汚れは油汚れなので、アルカリ性の洗剤を使うと汚れを分解することが可能です。
 
続いて、ヤニ汚れの掃除に適した洗剤の特徴や使い方を紹介します。
 

・重曹

重曹は油汚れを分解するだけでなく、消臭効果もあるので、ヤニの臭いを和らげてくれます。水またはぬるま湯2カップに対して1カップの重曹を溶かして使いましょう。
 

・セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダは重曹よりアルカリ濃度が高いことが特徴です。水1カップに対してセスキ炭酸ソーダ小さじ4を溶かし、セスキ炭酸ソーダ水を作ります。
 

・掃除の手順

まずは壁についたホコリを掃除機などで落としてから、重曹水やセスキ炭酸ソーダ水などをスプレーボトルに入れて壁に直接かけます。その後、スポンジなどでやさしくこすった後、洗剤が壁に残らないように水拭きをしましょう。最後はから拭きをすれば仕上がりです。
 
アルカリ電解水は既にスプレーに入ったものが販売されているので手に入れやすく、使い方も、汚れた壁に直接スプレーして、汚れが分解されたらきれいな雑巾で拭き取るだけと簡単です。
 

・注意点

壁紙の材質によっては、洗剤をつけると変色する可能性があります。最初に目立たないところで試して変色しないか確かめてから使いましょう。壁のつなぎ目に水気が入ってしまうと、壁紙がはがれる原因になります。壁のつなぎ目に洗剤や水が入らないようにしましょう。
 
壁はごしごしと強くこすると破れる可能性があるので、軽くこすります。掃除中にスポンジが茶色く汚れたら、汚れを再付着させないためにもスポンジをこまめに洗うことが大切です。
 

100円ショップなどで手に入れられる洗剤で、節約しつつ掃除しよう

ヤニで汚れた壁をハウスクリーニング業者などに依頼してきれいにしてもらう場合、10平方メーターあたり5000~1万円ほどが相場です。
 
しかし、自分で重曹やセスキ炭酸ソーダ、アルカリ電解水を用意する場合、100円均一のお店でも調達できます。汚れの程度にもよりますが、自分でこれらの洗剤を購入してきてヤニ汚れが落ちるかを試してみる価値はあるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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