ニンジンの皮を食べるのって「貧乏くさい」ですか？ きんぴらに使ったら彼氏に引かれました。実家では常識だったのですが、普通ではないのでしょうか？

各家庭によって異なる料理のレシピ。本来なら捨てることも多いニンジンの皮を、料理に有効活用している人もいるでしょう。
 
しかしパートナーから指摘されて初めて「きんぴらにニンジンの皮を使うのって貧乏くさい？」「当たり前のように使ってきたけど恥ずかしいことなの？」など疑問を抱いたという人もいるのではないでしょうか。
 
ここでは、きんぴらにニンジンの皮を使うメリットや使うときに気を付けたいポイントなどを解説しています。「使っていいものなの？」などと考えている方は参考にしてください。

ニンジンの皮は料理に使える？

最初に結論を示すと、ニンジンの皮は料理に使えます。ニンジンの皮を使ったレシピを紹介している料理本などがあるため、きんぴらに使っても基本的には問題はないといえるでしょう。ニンジンの皮を料理に使う主なメリットは次の通りです。
 

・皮にも栄養がある

ニンジンの皮は、料理の際に廃棄されることが少なくありません。しかし、皮にも栄養が含まれています。
 
文部科学省が運営している食品成分データベースで「野菜類／（にんじん類）／にんじん／根／皮つき／生」と「野菜類／（にんじん類）／にんじん／根／皮なし／生」の食品成分を調べたところ、β-カロテンなど一部の成分は皮つきのほうが多くなっていました。
 
このことは、皮にも栄養が含まれていることを示しています。したがって、皮を使ったきんぴらであっても、ニンジンに含まれる栄養を摂れるといえます。ただし、皮のほうが実よりも栄養価が著しく高いということはないようです。
 

・節約になる

ニンジンの皮は料理の際に廃棄されることも多い部分ですが、この部分をきんぴらに使用することで節約につながります。きんぴらに使う分のニンジンを捨ててもおかしくない皮で代用できれば、皮以外の実の部分は別の料理に使えるからです。
 

・生ごみやフードロスを減らせる

ニンジンの皮をきんぴらに使用することで生ごみも減らせます。加えて実際には食べられる皮を余すことなく料理に使用することで、食品ロス問題の解消にもつながります。
 

ニンジンの皮は料理に使うべき？

ニンジンの皮は料理に使用できますが、パートナーなどが気にする場合は注意が必要です。皮を使うと美味しく食べられないなど、苦手意識をもっている場合は配慮するほうがよいかもしれません。料理に使えることや利点がわかると捉え方が変わることもあるため、皮を使うメリットを説明して理解を求めるのも手です。
 

ニンジンは皮も料理に使える

ニンジンの皮を使ってきんぴらを作っても問題はありません。皮を使うことには、栄養を摂れる、節約につながる、生ごみを減らせるなどのメリットがあります。ただし、皮を使うことに対する考え方はさまざまです。
 
パートナーがマイナスイメージをもっている場合は、配慮が必要になることもあります。使いたい場合は、皮を使用するメリットを説明してみるのもいいでしょう。お互いに妥協できるポイントを見出すことが大切です。
 

出典

文部科学省 食品成分データベース

 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー