60代の母がようやくスマホデビューしますが、「iPhone」と「Android」どちらがおすすめでしょうか? Androidのほうが安くて良いですか?
配信日: 2023.10.26
両者は、搭載されているOSや機能が異なります。使いやすさや購入しやすい価格かどうかもよく確認しておきたいところです。そこで、本記事では、iPhoneとAndroidの主な特徴、メリットやデメリット、本体価格などを比較していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
60代のスマホ所有率は93%! Androidの利用者が若干多い!
高齢者のスマホ所有率は、年々上昇しています。モバイル社会研究所が2023年1月に実施した調査によると、60代のスマホ所有率は93%でした。60代が最もよく利用する携帯電話の種類に関する地域別調査の全国平均は、Androidが46%、iPhoneが36%、シニア向けのスマホは8%でした。
この調査から、60代はAndroidの利用者がやや多いことが分かります。ちなみに従来のケータイやシニア向けの従来のケータイの利用率は、わずか7%となっています。いわゆるガラケーの利用者はほとんどいない今、本人がスマホデビューしたいと思ったタイミングで、買い替えてみるのもよいのではないでしょうか。
iPhoneとAndroidのメリット・デメリット
iPhoneは、Apple社が開発した「iOS」を搭載したスマホです。端末の開発、設計、販売などはすべてApple社が行っています。
一方、Androidは、Googleが開発した「Android OS」を搭載したスマホです。Googleに限らず国内外のメーカーから端末が販売されており、価格や種類のバリエーションが豊富です。両者には、以下のようなメリットやデメリットがあります。
・iPhone
iPhoneのメリットは、画面がシンプルで直感的に操作できることです。Apple社がOSや端末を開発しているため、新しいモデルへの乗り換え時、OSのバージョンアップ時でも、使い勝手が大きく変わる心配がありません。日本国内ではiPhoneユーザーが6割以上と非常に多いため、操作方法が分からなくなったときに、ほかの人に聞きやすいというメリットもあります。
またiPhoneは、MacやiPadなどのデバイスとスムーズな連携が可能です。顔や指紋の生体認証などのセキュリティ性能の高さや、アクセサリの豊富さ、デザインの美しさなどもiPhoneのメリットです。
iPhoneのデメリットは、SDカードが使えないことです。iPhoneからSDカードへデータを移したい場合には、パソコンやアダプタを経由しなければならず手間がかかってしまいます。自由にカスタマイズができない、端末の種類が少ない、本体価格が高いといったデメリットもあります。
・Android
Androidのメリットは、選択肢の多さです。取り扱いメーカーが多いため、高機能なスマホ、安価なスマホなどいろいろな製品がそろっているのが魅力です。SDカードが挿せるスマホが多いのもポイントといえます。またカスタマイズ性に優れており、高齢者向けにアイコンや画面を変更できることもメリットです。
Androidのデメリットは、選択肢が多いゆえに、選ぶのが大変になることです。セキュリティ面がやや弱いため、セキュリティソフトが必須になることもデメリットと考える人がいるでしょう。
iPhoneとAndroidの価格
iPhoneは本体価格が高い傾向にあります。Apple Storeで取り扱いしている一番安いモデルの「iPhone SE」の価格は6万2800円です。
高スペックモデルの「iPhone 15 Pro Max」は18万9800円(2023年10月時点)となっており、パソコン並みの高額品となっています。一方Androidは価格に幅がありますが、2万円台や3万円台の手ごろな価格のスマホもそろっており、気軽に購入しやすいでしょう。
安いスマホが欲しいならAndroid! セキュリティ面やデザイン性を重視するならiPhone!
iPhoneとAndroidのどちらも、メリットやデメリットがあります。価格重視で選びたいのであれば、種類が豊富なAndroidが選択肢となるでしょう。セキュリティ面や質問のしやすさなどを重視したい場合には、iPhoneを選んでおくとよいかもしれません。
価格のほかに、搭載機能、利用したいアプリに対応しているかどうか、操作性などをよく確認して、使用者に合ったスマホを選ぶようにしましょう。
出典
モバイル社会研修所 0代Androidスマホ35%,シニア向けスマホ24%,iPhone21% -地域によって所有する種類に差が見られる-
モバイル社会研修所 70代のスマホ所有さらに上昇し8割
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー