更新日: 2023.10.28 その他暮らし
Microsoftの「SurfacePro7」が90%オフ!? 注意すべきSNSの「詐欺広告」について解説
偽サイトの手口として多いのが、SNSからの誘導です。この記事では、SNSに出稿されていたPCの偽通販サイト広告の例を紹介します。
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SNSに掲載されていた格安PCの広告をみて実際に購入したら……
友人からこんな話を聞きました。
「Instagram(インスタグラム)に、信じられないくらい安いPCの広告が載っていた。ちょうどPCが欲しかったから、リンク先のショップで有名メーカーのPCを購入したが送られてこない。ショップに問い合わせても返信がなくて困っている。」
実は、筆者自身も似たような経験があります。
プライベートで使っていたPCの調子が悪くなり、「買い替えないといけないかな……」と考えていた時期のことです。有名メーカーのPCを破格で販売するというオンラインショップの広告を、Instagram上で見つけました。
半信半疑で広告のリンクからショップを訪れると、有名メーカーの直販と見間違えそうなしっかりしたデザインで、怪しい雰囲気はありません。もちろん、そのメーカーのロゴも掲載されています。
筆者はショップ内を物色し、メーカー希望価格15万円のところ1万2千円で販売されていたPCに目を付けます。そのPCをカートに入れ、クレジットカードの情報を入力する画面まで進んでしまいました。その過程もスムーズで、デザインや操作性は有名ショップと遜色ありません。
しかし、普段からフィッシング詐欺などのニュースを多く目にしていた経験から、最後の最後で思いとどまりました。嫌な予感がして、クレジットカードの情報は入力せず画面を閉じたのです。
今になって考えれば、あのとき購入操作をしなくてよかったと思っています。このあと、SNSなどで何度となく友人同様に騙された話を目にしました。
MicrosoftのSurfaceが90%オフ? 注意すべき詐欺広告の例
友人から話を聞いたあとも、ときどきSNSで同様の広告を見かけます。図表1は、つい最近筆者がInstagramで見つけた広告のリンクからアクセスしたショップのものです。
図表1
筆者撮影
ご覧の通り、ショップのデザイン性は有名ショップと比べて遜色ありません。さらにMicrosoftのロゴまで掲載されており、見た目だけで詐欺サイトと見破るのは難しいでしょう。
このサイトではMicrosoft SurfacePro7が、定価14万6080円のところ1万2480円で販売されています。実に9割以上の値引きで、新しいPCの購入を検討している人が見たら目を引かれることでしょう。
しかし、いくら古い商品(Microsoft SurfacePro7の発売は2019年10月)とはいえあまりに破格です。筆者が他オンラインショップを検索したところ、Microsoft SurfacePro7の中古は5~7万円程度で販売されていました。
また会社概要に記載された住所をGoogle Mapなどで調べても検索できず、虚偽の可能性が高いと考えられます(実際には37番地までしか見当たらないのに、38番地と表記されている)。会社概要に、問い合わせ先の電話番号の記載もありません。さらにURLをみると、「.live」という見慣れないドメインが使われているのもあやしいところです。
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まとめ
SNSではMicrosoftだけでなく、DELLやHPといった有名メーカーの商品が掲載された詐欺サイトの広告も見かけます。正規のオンラインショップもSNSに広告を出しているので、詐欺サイトに騙されてしまう人も多いのでしょう。商品がメーカー小売希望価格や相場よりもあまりに安過ぎる場合、詐欺を疑うべきです。
出典
独立行政法人国民生活センター その通販サイト本物ですか!?“偽サイト”に警戒を!!-最近の“偽サイト”の見分け方を知って、危険を回避しましょう!
執筆者:小泉健太郎
FP2級