更新日: 2023.10.29 その他暮らし
上京して東京の「水道水」は怖いので、飲み水は「ミネラルウォーター」を購入。年間どれだけかかる?
しかし、地方に住んでいた人が東京へ移住したときなどは、水道水を飲料水として飲んだり、料理に使用したりすることに抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょう。そのため、水道水の代わりにミネラルウォーターを購入して使用する方も珍しくありません。
実際にミネラルウォーターを使用した場合、水道水と比較すると、どれくらい費用がかかるのでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
水道水の代わりにミネラルウォーターを使用した場合の1ヶ月の費用は?
今回は、飲み水を、水道水からミネラルウォーターに変えた場合の費用の違いについて考えてみましょう。
厚生労働省によると、体重60キログラムの成人男性が、一日に飲み水として必要とする水分の量は、1.2リットルとのことです。
1ヶ月を30日として計算した場合、飲み水だけで月に約36リットルの水が必要になることが分かります。
ミネラルウォーターを2リットル108円(税込み)で購入した場合は、月に1944円かかります。
東京都の1ヶ月の水道料金はいくら?
では、飲み水に水道水を使用した場合は、1ヶ月いくらかかるのでしょうか。
東京都水道局の水道料金を参照すると、1リットル当たりの水道料金は0.24円といわれています。
一日当たり1.2リットルの水が必要になることを考えると、1ヶ月にかかる飲み水の料金は約9円となります。
ミネラルウォーターの購入で年間どのくらいかかる?
東京都でミネラルウォーターを購入して飲み水として使用した場合は、水道水を使用した場合よりも、月に約1935円、年間にすると約2万3220円も多くかかることになります。
もし飲み水だけでなく、お米を炊くときや調理に使用するときなど、炊事用の水もすべてミネラルウォーターにした場合は、さらに大きな金額がかかることになるのです。
実は安全性が高くておいしい東京都の水道水で日々節約を!
ミネラルウォーターをやめて、水道水を飲み水として使うことで、大きな節約効果が得られることが分かりました。
それでも、安全性や味に不安を感じて水道水を飲むことに抵抗を感じる人もいらっしゃいます。
実は、東京都水道局は徹底した水質管理のもと、国の基準よりもおいしい水道水作りに力を入れており、安全性が高くおいしく飲める水であることが確認されています。
とはいえ、排水管が古かったり塩素が残っていたりして、飲みにくさを感じることもあるでしょう。
気になる場合は、水にレモン汁を入れて味を変えてみたり、冷蔵庫でよく冷やしたりする方法がおすすめです。
また水道の蛇口に浄水器をつけて、水道水の不純物を取り除いてから飲む方法も検討してはいかがでしょうか。
水道水を安心しておいしく飲めるようになれば、年間2万円以上の節約が期待できます。
出典
厚生労働省 健康のため水を飲もう講座
東京都水道局 水の上手な使い方
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー